- 興味を持てない事で困っている、、、
- 興味さえ持てればもっと楽なのに、、、
- 仕事、他人、恋愛に興味が無い、、、
などなど、目の前のことに集中したり頑張りたいと思う気持ちはあるものの、
肝心の興味が湧いてこなくてどうしても億劫な気持ちになってしまう。
興味さえ持てればもっと人生は楽しくなるのに。
という悩みを持っている方は昨今増えているのでは無いでしょうか。
興味を持てないというのは、それだけで色々な機会を損失してしまっています。
このページでは、「興味が無い」という状態を克服したいと考える方を対象に、
- 興味のメカニズムを知る
- 興味が無い理由と興味を持つ方法を知る
- 状況別での興味を持つ方法のアドバイス
という構成で、心理的なノウハウをご紹介します。
この記事の内容
興味を持つとは何か?
「興味が無い」「興味を持てない」と悩む前に、まずはそもそも「興味」とは一体なになのかという理解があるだけで、
興味が無いということへの効果的なアプローチ方法が見えてくるでしょう。
興味のメカニズム
「興味を持つ」という不思議な心理現象は一体どのようなメカニズムで起こることなのでしょうか。
それは、「興味とは、願望に近づきたいという欲求からくる期待」
と端的に説明することができるでしょう。
つまり、興味というのは、
- 自分が望むことを認識する
- 自分が望む事を実現してくれる事を期待する
- そのことに対して興味を持つ
という、プロセスによって心の中で湧き上がる感情です。
すなわち、「興味がある」という感情は、
宝のありかをしめす「コンパス」のような役目を果たしていて、
興味があることにどんどん取り組めば取り組むほど、
自分の願望はどんどんと達成されていくという仕組みになっているのです。
興味を持つことの大切さとは
すでにお気付きの方は多いかと思いますが、
この「興味」という感情は、なにか物事を成し遂げたり、望むことを手に入れるなどの成功のためには欠かせない水先案内人のような存在です。
この感情無しには、望むものは手に入れることが出来ないと言っても過言ではないでしょう。
また、「集中力を高める方法」という別記事においても解説をしておりますが、
物事に集中するためには、興味の感情の支えがないと、
無限とも思えるような精神エネルギーを取り出すことが出来ません。
この「興味」という感情を自己コントロールできるようになることは、
望む人生を歩んでいく上で欠かすことの出来ない事なのです。
興味が無い理由とは
それではどうして私たち人間は、「興味が無い」という状況に悩まないといけないのでしょうか。
今度はこの「興味が無い」という心理現象についてその理由を見ていきましょう。
願望との関連が見えないから
興味を持つということのメカニズムの所ですでに解説したように、
興味というのは、願望を実現してくれるだとうという「期待」の感情です。
そのため、そもそも自分の願望を実現してくれそうもないことには、
期待のしようがなく、結果として興味を持つことも不可能なのです。
しかし、中には
「自分がやりたい事をしているはずなのだけど、どうしてか興味を失ってしまっている」
という方もいるのではないでしょうか。
そういう方も理由は同じで、自分が望んでいる事を日頃から再確認することを怠ってしまっていたため、
自分の願望と、目の前の仕事との関係性が見えなくなってしまっているのです。
いずれにしても、自分が望む事をはっきりと認識し、心の中でイメージをして、いかに自分がしようと思うことが願望の実現へと繋がっているのかということを、
はっきりと理解する必要があります。
気持ちが落ち着けていないから
また、気持ちが落ち着いておらず、意識の焦点があっちにいったりこっちにいったり、まさに注意散漫といった状態にある時も、
どうしても物事に興味を持つことはできません。
それは、「期待」の感情を持つ余裕がないほどに、
気持ちが色々な方向へと向かっていってしまっているので、
そもそも自分の願望が何かということすらもあやふやな状態になってしまっています。
「興味を持つ」という感情は、あれもこれもと忙しくしている時には、最初の方はよくても次第に埋没していってしまう感情であり、
興味を持ち続けるためには、そのことにしっかり意識を定めて、
自分の願望を実現するまでは絶対に興味を失わないという意志が必要です。
興味を持つ方法
それでは、次にいったいどうすれば興味を持つことができるようになるのか、
という点についてその方法をご紹介します。
自分が何を望んでいるのかを知る
興味を持つことのメカニズムとしてもすでに解説したように、
興味という感情を持つためには、「願望」が必要です。
一体自分が何を望んでいるのか、という事をはっきりさせることで初めて、
物事への好奇心を持つことができ夢中になることができます。
もしも、興味を持てないと悩んでいるのでしたら、
一度一人で静かになれる時間を確保して、
自分の内面と向かい合って、「本当の自分は一体なにを望んでいるのか」という事をしっかりと話し合う必要があるでしょう。
こうして、自分の希望する事、目標、目的がはっきりすればするほど、
その目的を達成するために必要なことは見えてきて、
自然な形で興味を持つことができるようになるでしょう。
望んでいる事と目の前の事とを関連づける
次に、自分の願望が明らかになった後は、
興味を持てないで困っている事と、その願望との関連性を結びつける必要があります。
この結びつきが、例えば「お腹をいっぱいにしたいから、ご飯を食べる。」といったような単純な関係性のもとに説明できることであるのなら、
そもそも悩むことはないでしょう。
「興味が無い」ということに悩んでいる方は、自分の願望と行う事との関連性が見えないため、したく無い事を仕方なくしている状態になっているのです。
こういう時の方法としては、
「行為の意味の抽象度をあげる」
という事をしてみましょう。
どんな些細な行為も、その本質的な部分とは何かという事を見てみると、
実はとても意義ある学びのあることであることが分かるようになります。
どんなつまらない仕事であっても、そのつまらない仕事の1番目に見える部分だけを見て、全てを判断してしまっていては、
その行為の裏にあるもっと偉大なことに気付くことができません。
もしも、自分がしている事と、願望との関連が見えなくて困っており、
そして別のことをするわけにも行かないという板挟み状態にある場合には、
目の前の行為のもっと本質的な抽象度の高い意味を見出してみましょう。
どうしても興味を持てない場合
それでもどうしても興味が無いという状態から抜け出せないのでしたら、
「どんなことにも興味をもつ修行」
と思うようにしましょう。
この時、「どんなことに興味をもてるようになる」という事が願望であり、
目の前のつまらない事、興味を持てない事に、
興味を持てるようになることはそのまま「どんなことにも興味を持てるようになる」という目標を達成する手段となりえます。
もしも、どのような事にも関心を持って向かい合えるようになれば、
人生は常に、いつ何時困難に会おうとも、
常に好奇心に溢れ、ワクワクと楽しいものにと変化します。
その結果として、集中力もあがり、自分の無限の精神エネルギーを動員することも可能になるので、
どう転んでもポジティブな方向へと好転するようになります。
状況別での克服方法
ここまで、興味を持つということの心理的なメカニズムから、興味が無いという状態の理由、
興味を持つ方法について、解説をしてきました。
それでは最後に、状況別での「興味が無い」の克服方法として、
- 仕事に興味が無い場合
- 他人に興味が無い場合
- 恋愛に興味が無い場合
の3つの状況について、その理由と克服方法をご紹介します。
仕事に興味が無い場合
仕事に興味が無いという方は、その仕事を変えるわけにはいかないのだけど、どうしてもやる気が出ないで困っているという場合だと思うので、
興味が無い仕事に、いかに興味を持てるようになるかという観点から解説をします。
まず、仕事に興味が無いという場合には、そもそも自分は一体何を望んで人生を生きているのか、という問いを自分に投げかけてみる必要があります。
「自分は何も望んでいないし、人生に希望などない。」
という場合は、一度しっかりと落ち着いて自分の内面と話し合う必要が本当にあります。
人生に目的が無い人などはおらず、必ず何かの目的をもってこの地球上に生まれてきているからです。
日々の忙しさに忙殺されて、本当の自分を見失ってしまっています。
まずは、静かになって、日々の忙殺からは解放されて1人になって考える時間が必要です。
その上で、目の前の仕事と、願望との関連性を見つけていくわけですが、
もしも直接的な繋がりが見えないのでしたら、
仕事を仕事と捉えずに、もっと抽象度の高い本質的な側面を捉え、「人生を通じて学びをもたらしてくれるもの。」と捉えてみましょう。
どんなつまらないと思ってしまう仕事であっても、
そこから学べることは実は沢山あることに気付きます。
その学べることの1つ1つが、実は「自分が本当の願望を実現するために学ぶべきこと」であったことが見えてくるまで探っていってみましょう。
もしも、これが仕事の目的かもしれないと思える部分があったのなら、
その気持ちを大切に、他人との比較や、世間の一般常識といったまやかしの声には騙されず、
その仕事で学べる「その事」こそが、自分のためには今必要な事であったのだと思いましょう。
他人に興味が無い場合
それでは次に、他人に興味が無いという場合にはどうでしょうか。
他人に興味が無いということはつまり、自分以外の人は、自分の願望とは一切関係がなく、また願望実現のための何の役にも立たない。
と思っているということです。
このように、他人に興味が無いという場合には、
まず考えられる理由としては、今は自分と向き合うべき時間なのではないでしょうか。
他人との交流を望む心理というのは、自分という存在を、自分という枠を超えて、他者と他者との関係性の中で再吟味してみたいという欲求からきています。
自分という存在と、もっともっと向き合えば、自然と自分という存在の輪郭が見えてきて、今度はその輪郭をもっとはっきりとさせるために、
他人との関係性を求めるように自然になっていけます。
一方で、目標意識が自分に向かいすぎているという場合もあります。
人生の学びにおいて、他人の存在、そして人との交流は、人生の学びのレバレッジです。
つまり、自分一人だけでは到底得る事ができないような指数関数的に伸びていく膨大な学びは、
他人との交流、すなわち掛け算によって得る事ができます。
もちろん、他人との交流から何かを学ぶためには、自分という存在への向かい合いがまずは必要になりますが、
その上で、人と関わることは、間違いなく自分の願望を実現する上で必要となってくる学びの大部分をもたらしてくれます。
そのように思えるようになれば、どんな人であっても、
その人から学べることは膨大にあることに気付き、
自然と人に興味を持てるようになるでしょう。
恋愛に興味が無い場合
恋愛に興味が無いという場合には、自分の願望を叶えてくれるような理想的な人にまだ会っていないだけ、という場合と、
そもそも恋愛自体が、自分の願望とは一切の関係が無いものと写っている場合とがあります。
恋愛に興味が無いということが、悪いことであるとは決してありませんが、
もしもそのことで悩んでいるというのでしたら、
恋愛に対する考え方を再考してみる余地はあるかもしれません。
これは、他人に興味を持つという事と同じように、
恋愛関係での学びというのが、どのように自分の願望と関連づいているのかというその結びつきを考えてみると意外な発見があるでしょう。
もし恋愛への目的意識が、他人との比較であったり、自分のステータスとしての恋愛関係といった、主にエゴからくる欲望に根付いたものである場合、
そういう目的に対する拒否反応から恋愛に対して興味を失っている可能性があります。
自分の身の回りの人たちの恋愛観であったり、芸能ニュースなどで見るような恋愛への価値観には惑わされずに、
自分にとって恋愛とは一体何なのかということを再考してみましょう。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
この記事では、主に「興味が無い」ということで困っている方を対象に、
どんなことにも興味を持てるようになる心理的ノウハウを伝授するつもりで執筆いたしました。
興味が持てる対象が増えると、それだけで人生に彩りがますことでしょう。
また、目の前のことにしっかり興味を維持する事ができるのであれば、
無限の精神エネルギーを使ってどんな困難なことにも好奇心とチャレンジ精神でもって立ち向かえ、
そしてどんな高い目標であっても達成できるようになることがイメージできるようになるでしょう。