【ホロスコープ】占星術での天体(惑星)の意味まとめ -星座・ハウスとの関係-

占星術においては、ホロスコープでの天体が担う役割をしっかりと理解し、

10個の天体がそれぞれどういう関係性をもってホロスコープを形成しているのかという事を知ることが非常に重要です。

このページでは、ホロスコープにおける天体(惑星)の役割に関して、包括的な解説を行なっております。

天体とサインとハウスなどの役割の区別が曖昧になってしまっている方には有益な情報が得られるでしょう。

また、当サイトでは10天体それぞれについての個別の解説も行なっております。
個別の記事については続く最初の箇所にて一覧でリンクを掲載しておりますので、そちらにご興味がある方はそちらにお進みください。

【一覧】天体(惑星)の意味まとめ

このページでは、今から占星術における天体の役割に関して包括的に解説をしていきますが、

中には特定の天体(惑星)についてだけ知りたいという方もいらっしゃるかと思います。

当サイトでは、10天体それぞれについて個別に詳細な解説を行なっておりますので、個別の内容を知りたい方はそちらをご参考ください。

それではここからは、天体(惑星)の個別の解説ではなく、
ホロスコープにおける天体について、より包括的で抽象度の高いところでの理解が可能となるような、解説を行なっていきます。

天体における惑星の位置関係のおさらい

また、太陽や月に関しては、地球に対して一体どのような位置にあるのかは、
すぐにイメージできると思いますが、

そのほかの惑星が、いったい地球に対してどのような位置にあるのかは意外とパッと出てこなかったりしますよね。

そこで惑星が太陽を中心とする太陽系の中でどこに位置するのかのおさらいもしておきます。

惑星の位置

上の写真からも明らかなように、それぞれの惑星は太陽からはじまって、

太陽→水星→火星→地球(月)→火星→木星→土星→天王星→海王星→冥王星

の順番で内側から外側に位置しています。

10天体が表す役割について

さて、ここまでまとめてきた各天体の意味についてですが、
このようにまとめられた情報をそのまま取り入れてしまうと、
応用的な解釈は難しくなってしまいます。

10天体が表す意味について、もっと柔軟な解釈を可能にするためには、
これから紹介する視点も大切になってきます。

公転周期の違いから天体の役割は推測できる

月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星、

の10個の天体はこの順番で公転周期が速いものから遅いものまで並んでいます。

そして、この公転周期の時間は、実はその天体が受け持っている事柄であったり、
発生してから終了するまでの期間に対応しています。

具体的には、一番公転周期の短い月に関しては、
より日常的な出来事を受け持っており、

一方で、公転周期が250年もあるような冥王星に関しては、
もっと広い範囲の事柄を受け持っているのです。

そのため、ホロスコープにおいて、天体の意味するところを掴むためには、
その天体の公転周期から、一体どういった事柄に関しての意味なのかを推し量る必要があります。

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こちらの記事では、10天体の発達年齢域について詳しく解説しております。

人間の意識の発達に対応づけ可能な天体の役割

また、先ほどの公転周期の順番で並べられた各天体は、

全く同じ順番で、人間の意識の発達過程と関連づけることが可能です。

このように各天体には発達期というものがあり、
その発達期に対応している年齢域でその天体のパワーの影響が色濃く出てきます。

例えば、まだ18歳の若者ですと、月・水星・金星が扱う事柄までにしか意識の発達が十分に行われていません。
そのため、火星が示す「強い意志・推進力」といったテーマの事柄に対しては、
どこかピンとこない、ということがあるのです。

このように、各天体には発達年齢域というものがあるため、
自分のホロスコープを読み解く際など、ピンとこない事柄があったとしても、
それはまだ自分の意識が適切に処理できていないだけかもしれません。

銀河視点と太陽視点で異なる天体の役割の解釈

また、天体の役割を解釈するためにはエネルギーの流れも意識する必要があります。

具体的には、銀河視点(冥王星視点)からのエネルギーの流れは、「創造のパワー」で、
太陽視点からのエネルギーの流れは、「進化のパワー」です。

一般的な占星術では後者の「進化のパワー」である太陽視点からのエネルギーで語られることが多く、そのため土星といえば「憂鬱・障害・制限・不幸」といったキーワードが想起されますが、

一方で「創造のパワー」である銀河視点から見てみると、土星は銀河からの創造の力を、
実際的なものへと変化させるプラスの働きがあるということが分かります。

占星術(ホロスコープ)における惑星の知識とは?

占星術を読み解いていくためには主に、

  • 太陽・月・惑星・準惑星の10天体の意識を知る。
  • 黄道12星座を理解する。
  • 12ハウスの意味を知る。
  • 星同士が形成する角度(アスペクト)について知る。

    という4つのことが必要です。

    そして、この記事でおさらいをした知識はそのうちの1つ目の、
    「太陽・月・惑星の10天体の意味」
    についてです。

    ホロスコープ上では、自分が生まれた瞬間の天体の配置が示されており、
    そこから10の天体がもつ固有の意識とエネルギーを探る中で、

    自分の人生の意味を読み解いていくのです。

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    また、こちらのページでホロスコープの全体的な読み方の大まかな流れを解説しておりますので、是非こちらもご参考ください。

    天体(惑星)の意味のまとめ

    それでは次に、10個の天体および惑星について、その意味を簡単にざっとおさらいしていきます。

    各天体について、その天体の記号・色・基本的な意味・キーワード・対応年齢、
    そしてその天体のエネルギーを取り入れるためのアクションについてまとめています。

    もっと詳しくなりたいという天体がありましたら、その天体の個別の解説記事のリンクも一緒に載せているので、そちらをご参考ください。

    太陽(SUN)

    占星術の太陽まとめ

    太陽の関連事項

    支配星獅子座
    数字1
    チャクラ第3(太陽神経叢)のチャクラ
    タロット太陽
    オレンジ
    年齢25歳〜35歳
    担当する意識私は人生を切り拓く
    神格ヘリオス、アポロ

    太陽の基本的な意味

    太陽は、目的意識や意思・自我・人生の目的を示す恒星で、男性・陽性の象徴です。
    この星は、生命力・活力・能動性・積極性・権威と支配・自分自身や肉体・体力と健康、そして精神を司ります。

    ホロスコープにおいては、太陽を自分に見立てて読み解いていくので、主人公的な位置付けです。

    そして、ホロスコープにおいて太陽は、自分の存在価値を示したり、能力を発揮するための方法を示唆する他、自分が創造性や個性を大いに発揮できる分野に関係しています。

    太陽のキーワード

    アイデンティティ・・・自分と他人を区別し、自分を自分として存在させてくれるもの。

    夢に向かうエネルギー・・・試練を乗り越え、前へと突き進む力を与えてくれるもの。

    生き方・・・本当の自分を生きていると感じさせてくれる人生の方針を与えてくれるもの。

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    また、こちらの記事では太陽に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    月(MOON)

    占星術の月の意味

    月の関連事項

    支配星蟹座
    数字2
    タロット女教皇
    年齢0歳〜7歳
    担当する意識私は安らぐ
    神格アルテミス、へカテ

    月の基本的な意味

    月は言わずと知れた地球の衛星で、女性・陰性の象徴です。

    この星は、太陽の健在意識に対して、潜在意識を表しており、
    感情、フィーリング、気質、情緒、内面、家庭環境、日常的な興味の方向性を示します。

    ホロスコープにおいて月は、心の深い部分で求めているもの、充足感を得る方法、幼少期に形成された感情パターン、習慣、不安定な領域などを表しています。

    また男性のホロスコープにおいては、妻や母を、
    女性のホロスコープにおいては、妻や母となった時の自分の姿を表します。

    月のキーワード

    素の自分・・・周囲の目などを気にせずに一番自分らしい姿である時

    感情表現のパターン・・・どんな時に感情が湧き出て、どのようにそれを表現するか

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    また、こちらの記事では月に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    水星(MERCURY)

    占星術の水星の意味

    水星の関連事項

    支配星ふたご座・乙女座
    数字5
    チャクラ第5(喉)のチャクラ
    タロット魔術師
    黄色
    年齢7歳〜15歳
    担当する意識私は知的能力を発揮する
    神格ヘルメース

    水星の基本的な意味

    水星は、太陽の意思や目的を伝達し、またそれを実現するための知恵や知識とそれらの使い方を示します。

    また、知性・知識・思考・伝達能力、そしてコミュニケーションと知的方向性、
    商業、旅行、ネットワーク、などを意味しています。

    ホロスコープにおいて水星は、自分の知性や知識の傾向とその使い方、
    社会の中で活動する上での能力や才能、仕事を示します。

    水星のキーワード

    知性の傾向・・・自分がどのような分野に興味をもち、どう活かすのか。

    コミュニケーションの傾向・・・他者とコミュニケーションをとる時の傾向。

    思考パターン・・・自分との対話の傾向。

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    また、こちらの記事では月に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    金星(VENUS)

    金星の意味と星座

    金星の関連事項

    支配星牡牛座・天秤座
    数字6
    チャクラ第4(心臓)のチャクラ
    タロット女帝
    エメラルドグリーン
    年齢15際〜25歳
    担当する意識私は愛する
    神格アフロディーテ

    金星の基本的な意味

    金星は牡牛座・天秤座の支配星です。

    美意識に関係しており、自分が一体どのようなことに、愛や喜びや楽しみを覚えるのか、
    また豊かさや金銭、魅力や美しさを表します。

    ホロスコープにおいては、好みや喜びを感じるものを示します。

    また、女性のホロスコープにおいては、自分の恋愛表現や対人関係、
    男性のホロスコープにおいては、理想の女性像を示します。

    金星のキーワード

    愛するということ・・・自分が一体どのような愛情表現をとるのか。

    心がときめくこと・・・自分の美意識を刺激するようなもの。

    快楽を感じること・・・自分の人生をより豊かに楽しく感じさせてくれるもの。

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    また、こちらの記事では金星に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    火星(MARS)

    ホロスコープの火星の意味まとめ

    火星の関連事項

    支配星牡羊座・蠍座の副支配星
    数字9
    チャクラ第3(太陽神経叢)のチャクラ
    タロット
    赤色
    年齢35際〜45際
    担当する意識私は行動する
    神格アレス

    火星の基本的な意味

    火星は行動意識と本能的エネルギーの星で、活動形態やモチベーションのありかを示します。

    そして、身体的なエネルギー、活動の方向性、実行力、情熱・熱意・活力・活動・意志・積極性といったことがらを表します。

    ホロスコープにおいては、自分の行動パターンに関してや、行動を起こさせる動機や欲求の分野を示します。

    また、男性のホロスコープにおいては、自分が恋愛した時の行動パターン、
    女性のホロスコープにおいては、理想の男性タイプを表します。

    火星のキーワード

    活力・・・自分の内側で湧き上がるパワー

    意志を貫く力・・・決意を実行し実現させようとする力

    勇気・・・自分の決意に従って一歩を踏み出す勇気

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    また、こちらの記事では火星に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    木星(JUPITER)

    ホロスコープ木星

    木星の関連事項

    支配星射手座の支配星・魚座の副支配星
    数字3
    チャクラ第6(第三の目)のチャクラ
    タロット運命の輪
    年齢45歳〜55歳
    担当する意識私は幸せになる
    木星ゼウス

    木星の基本的な意味

    木星は、物事を拡大し、広げ、発展させていく力のある惑星です。

    発展・拡大・援助・膨張・保護・幸運・寛容・楽天的・繁栄といった事柄を表します。

    水星が具体的な知性を表すのに対して、木星では抽象的な思考や哲学・宗教などと関係します。

    ホロスコープにおいて木星は、幸運に恵まれる分野や、拡大・発展・援助が期待できる分野を示します。

    木星のキーワード

    幸運・・・あらゆる物事がスムーズに運び楽天的な気持ちになれること。

    生きがい・・・生きる意味を感じられる人生を通してすること

    人生哲学・・・一人一人が信じている人生への価値観

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    土星(SATURN)

    ホロスコープ土星まとめ

    土星の関連事項

    支配星山羊座、水瓶座の副支配星
    数字8
    チャクラ第1(基底)のチャクラ
    タロット世界
    青紫
    年齢55歳〜70歳
    担当する意識私は試練を乗り越える
    神格クロノス

    土星の基本的な意味

    土星は山羊座の支配星で、削減し、無駄を省き、形にしていくエネルギーで、責任や義務に関係します。

    制限・抑制・冷静・限界・堅実性・責任・忍耐・試練や制約・孤独・秩序・厳格などを表します。

    ホロスコープにおいては、課題や社会的な責任が生じる分野や、
    苦手意識や怖れを感じる分野を指します。

    また、それと同時に、挑戦し、努力することで成熟し、社会的成功や物質的報酬が与えられる分野でもあります。

    土星のキーワード

    試練・・・苦手なことや、見て見ぬ振りをしていた欠点

    制限・・・自分の人生において感じる限界

    律する・・・自分と向き合い自分に厳しくする

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    また、こちらの記事では土星に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    天王星(URANUS)

    ホロスコープ天王星の読み方

    天王星の関連事項

    支配星水瓶座
    数字4
    チャクラ第7(頭頂)のチャクラ
    タロット愚者
    薄黄色
    年齢70歳〜84歳
    担当する意識私は革新する
    天王星ウラノス

    天王星の基本的な意味

    天王星は、水瓶座の支配星で、革新性や既存の枠や概念を超える力を表します。

    また、変化・改革・革命・独立・独創性・先見性・飛躍や進歩・超越・自由などを意味します。

    ホロスコープにおいて天王星は、自由を獲得するために自立を促す分野や、
    革新や改革の必要性のある領域、予測不能な出来事が起こりやすい事柄を示します。

    天王星のキーワード

    革命・・・古い常識や概念を捨て去り新しい仕組みを作る

    新たな視点・・・前例のないような新しいアイデア

    孤独・・・人と違う分周りから理解を得られない

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    また、こちらの記事では天王星に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    海王星(NEPTUNE)

    ホロスコープ海王星の意味

    海王星の関連事項

    支配星魚座
    数字7
    チャクラ第6(第三の目)のチャクラ
    タロット吊るされた男
    紺色
    年齢85歳以降
    担当する意識私は陶酔する
    神格ポセイドン

    海王星の基本的な意味

    海王星は魚座の支配星で、無意識や直感、目に見えないものや芸術などを表します。

    また、理想や曖昧ではっきりしないもの、幻想・無意識・直感・夢・霊感・芸術・想像力・自己犠牲なども指し示します。

    ホロスコープにおいて海王星は、期待や理想があるからこそ失望や落胆などを招きやすい分野、
    また理想を実現するために自分を犠牲にしたり、直感や霊的なサポートが必要とされる分野を示します。

    海王星のキーワード

    陶酔・・・何かに酔いしれ夢見心地になること

    他者との一体化・・・自分の境界線を曖昧にし、自分と他者を調和させる力

    芸術的才能・・・まだこの世界に現れていない宇宙やこの世を超えた場所にあるものたちを、人間が知覚できる形で引き出してくる能力

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    また、こちらの記事では海王星に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    冥王星(PLUTO)

    ホロスコープ冥王星

    冥王星の関連事項

    支配星蠍座
    数字0
    チャクラ第2(仙骨)のチャクラ
    タロット審判
    年齢死後
    アファーメーション私は変容する
    神格ハデス

    冥王星の基本的な意味

    冥王星は蠍座の支配星で、死と再生、超意識、極限的なエネルギーを示します。

    また、変容、始めと終わり、カルマ、絶滅、除去・排除、一新、再建、地下、秘密、死後も指し示します。

    ホロスコープにおいては、向き合うことや乗り越えることで魂や人生を変容させる力を持つテーマ、課題、カルマを意味します。

    冥王星のキーワード

    闇・・・戦争や犯罪、嘘、悲しみ、苦しみ、劣等感に嫉妬など

    宿命・・・人々が対峙して避けては通れない運命

    破壊と再生・・・消滅とどうじに新たな誕生を意味

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    また、こちらの記事では冥王星に焦点を絞って掘り下げた解説をしておりますので是非こちらもご参考ください。

    まとめ

    以上いかがでしたでしょうか。

    この記事では、西洋占星術における天体(惑星)について、
    そのホロスコープ上での役割および、各天体についての簡単なまとめをご紹介をしてきました。

    自分のホロスコープを読み解く際には、「えーと、この記号はなんの星だったけかな、、、」や、「えーと、この星は何を意味しているんだっけ、、、」などといった場面が多々あるかと思いますが、

    その度に参照をしていただけると幸いです。

     

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