西洋占星術において大切な月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体には、
それぞれ対応した年齢域というものがあることをご存知ですか?
このページでは、そんな占星術における10天体の発達年齢域について、
基礎的な知識からホロスコープとの関係についてまとめます。
この記事の内容
占星術での10天体の発達年齢域のまとめ
まずはじめに、占星術における10天体の発達年齢域についての知識を一覧でまとめます。
天体 | 発達年齢域 |
---|---|
月 | 0歳から7歳 |
水星 | 8歳から15歳 |
金星 | 16歳から25歳 |
太陽 | 26歳から35歳 |
火星 | 36歳から45歳 |
木星 | 46歳から55歳 |
土星 | 56歳から70歳 |
天王星 | 71歳から84歳 |
海王星 | 85歳から死に至るまで |
冥王星 | 死の瞬間 |
天体の発達年齢域が人生に与える影響
さて、上でまとめた10天体の発達年齢域に関してですが、
ホロスコープを読み解いて行くにあたっては、
こうした発達年齢域というものは、どういった影響を持つのでしょうか。
発達年齢域の時期にその天体のテーマが強く働く
まず、発達年齢域の時期において、その天体がもつ意識は、
他の天体よりも色濃く人生に影響を与えます。
例えば、月の発達年齢域は0歳から7歳くらいです。
月はその人の潜在意識の部分や自動化される習慣や癖に対して強い影響を及ぼします。
そのため、0歳から7歳くらいの間で、人は月の天体からの影響を受け、
その人の言葉にならないような、感覚的な大枠が出来上がるわけですが、
この時、月が位置するサインやハウスを見ることで、
一体どのような影響を月が人生に与えるのかを見ることができるのです。
その他にも、月の次の水星は、感覚的よりも知性的な発達を司っており、
さらにその次の金星は、再び感覚的な発達に戻ってきて、美的感覚であったり、対人関係での価値観などへの影響を与えるのです。
まだ発達年齢域ではない天体については実感が無い場合も
一方で、まだ発達年齢域に達していない天体の影響については、
ホロスコープ上では影響があると読み取れるものの、
本人の実感としては、ピンとこなくて的外れなのでは?と思えてしまうことも多々あります。
それは、その天体の影響が色濃く感じられる時期、言い換えるならば、
その天体がもつテーマを理解できるくらいに感性が育ってくる時期、
になって初めてようやく天体からの影響を理解できるのです。
そのため、西洋占星術においては、まだ人生経験の浅い子供などでは、
実体験として実感ができるようなことを読み取れないことが多いものの、
年配の方などになってくると、ホロスコープで天体達が示していた意識を、
十分に理解の上受け入れることが出来ることが多いのです。
エニアグラムと発達年齢域
また、こちらの図は、10個の天体をエニアグラムの図に落とし込んだものですが、
其の順番は、月から始まり、
月→水星→金星→太陽→火星→木星→土星→天王星→海王星→冥王星
の順番となっており、これはそのまま天体の発達年齢域が始まる時期に対応しています。
エニアグラムの図を覚えておくことで、天体の発達年齢域が一体いつなのかをすぐに思い出すことができるでしょう。
発達年齢域と公転周期
また、天体の公転周期も、天体の発達年齢域と対応しており、
公転周期が短い順番と、発達年齢域が早い順番は一致しています。
天体 | 公転周期 | 発達年齢域 |
月 | 28日 | 0歳から7歳 |
水星 | 90日 | 8歳から15歳 |
金星 | 225日 | 16歳から25歳 |
太陽 | 365日 | 26歳から35歳 |
火星 | 2年 | 36歳から45歳 |
木星 | 12年 | 46歳から55歳 |
土星 | 29年 | 56歳から70歳 |
天王星 | 84年 | 71歳から84歳 |
海王星 | 165年 | 85歳から死に至るまで |
冥王星 | 249年 | 死ぬ瞬間 |
このように、公転周期のスパンは、そのまま影響力が及ぼす範囲と言われていますが、
そのまま発達年齢域とも関係してくるのです。
公転周期を覚えておけば、同時に発達年齢域の順番も覚えておけますし、
また発達年齢域の順番を覚えておけば公転周期の順番もすぐに思い出せるでしょう。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
このページでは、西洋占星術における月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体の発達年齢域の知識のまとめから、
発達年齢域が人生に与える影響、そしてエニアグラム・公転周期との関係についてもご紹介しました。
発達年齢域については、何度も見直す機会があるかと思いますので、
その都度また振り返って頂ければと思います。