- 占星術を学びたいけど沢山あって選べない
- 値段が高いものが多くて購入を失敗したくない
- 初心者におすすめの本はどれ?
占星術を学ぶにあたっては、このような悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、様々な占星術の書籍を読み込んできた私が、
初心者におすすめの書籍の紹介から、中上級者向け、さらに一歩踏み込んだ学習をしてみたいという方向けのおすすめの本をご紹介していきます。
ここで紹介する書籍を読み込んでいけば、
ホロスコープをかなり深いところまで読み解くことができるようになるでしょう。
初心者におすすめの4冊
それではまず初めに、これから占星術の学習をはじめていきたいとお考えの方向けに、
内容として問題がなく、ホロスコープを読み解く際の基礎的な知識を学ぶのに最適な書籍を四種類ご紹介します。
完全マスター 西洋占星術
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こちらの書籍は、箱入りでかなりボリュームのある1冊です。
全部を読み解くとなると難易度は高くなりますが、基礎的な解説部分から充実しており、「急がば回れ」な一冊です。
占星術への理解を深めていく学習の中でいずれは手に入れる一冊となりますので、最初からこの一冊から入るのも良いでしょう。
1と2がありますが、占星術の基礎を一通り学ぶという意味では1のみで問題ありません。
鏡リュウジの占星術の教科書 I:自分を知る編
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こちらの書籍は、比較的最近発売された占星術の教科書ですが、
内容としては基礎的な部分をもれなく網羅している一冊です。
完全マスター西洋占星術と比べると、発展的な内容には欠けていますが、値段的にも購入しやすい価格になっています。
ホロスコープを読むために必要なノウハウを学ぶのに手頃な一冊です。
こちらの書籍は初刷においては誤植が目立ったようですが、その後修正が加えられ誤植は訂正されているようですので、購入する際は初刷ではないものを購入すると良いでしょう。
【実習】占星学入門
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こちらの書籍は発売から年数が経っている入門書ですが、
内容としては王道を行っており時代を超えて読み続けられる良書です。
同著に「応用」「演習」「辞典」「調和」とついたものがありますが、
入門書としての位置付けはこちらの「実習」の書籍になります。
こちらの書籍を教科書代わりに使うのであれば、
「実習」→「応用」→「演習」の順番に読み進めると良いでしょう。
難易度としては、文体がやや難解な印象を受ける方もいそうですので、
わかりやすさ重視でしたら、鏡リュウジ氏著の占星術の教科書の方をおすすめします。
基本の「き」目からウロコの西洋占星術入門
こちらの二冊も、ホロスコープの読み方を学んでいく上での入門書としてはおすすめです。
続編とありますが、二冊合わせて基礎的な内容であると捉えると良いでしょう。
おすすめ度としては少し下がりますが、内容が非常にわかりやすく、
学問として占星学への理解を深めるという用途ではなく、
とりあえず自分のホロスコープを手っ取り早く確認しながら理解していきたいというニーズに応えられるでしょう。
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中上級者におすすめの4冊
それでは次に、ホロスコープの基礎は学び、もっと深く占星術の世界へと入り込んで行きたいという方におすすめの書籍をご紹介します。
鏡リュウジの占星術の教科書 II:相性と未来を知る編
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こちらの書籍は、「鏡リュウジの占星術の教科書 I:自分を知る編」の続編となっており、
自分の出生図(ネイタルホロスコープ)の読み方を理解した上で、
他者との相性の見方や、未来の予測をどのようにホロスコープから読み解いて行けば良いのかという事について解説がされています。
愛蔵版 サビアン占星術
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「完全マスター西洋占星術」の著者である松村潔氏が執筆された大作です。
12サインそれぞれについて、1度から30度までの各度数についての緻密な解説がなされています。
ここまで網羅的にサビアン占星術について解説されている書籍は今後も出ないのではないでしょうか。
ホロスコープへの理解をさらに深めて行きたい方には必須とも言えるでしょう。
アスペクト解釈大事典
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こちらも同じく松村潔氏著の超大作です。
アスペクトについての理解を一層深めていきたい方には必須です。
スピリチュアル占星術―魂に秘められた運命の傾向と対策
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こちらの書籍は、ここまで紹介してきた占星術の解説書とは系統が異なっており、
ジャン・スピラー氏の解釈を学ぶことができる一冊です。
占星術への基礎的な知識をもった上で読み進める事で、
天体・サイン・ハウスといったホロスコープを読み解く上での基礎知識への理解をより深めていくことができるでしょう。
また、他の解説書とは異なる切り口でホロスコープを読み解く方法も紹介されております。
総合ランキングTOP3
さて、ここまで合計で8冊の占星術の参考書をご紹介してきましたが、
もしも私がまたもう一度知識0の初心者に戻ったとして、そこから数冊を選ぶとしたらこれを選ぶという書籍をランキングで1位から3位まで作成しました。
1位 万能な一冊
おすすめの1位は、「完全マスター西洋占星術」です。
もしも、1冊だけ購入するとするならば、間違いなくこの1冊を選ぶでしょう。
値段もそれなりにしますし、ボリュームもありますが、
結局あれこれと購入するくらいなら、この一冊をしっかり読み込むのがまさに「急がば回れ」です。
2位 理解を深める一冊
ランキング2位は、鏡リュウジの占星術の教科書1です。
占星術に限らず、占いの学習一般に言えることですが、占いにおいては決まった解釈というものはなく、基礎的なルールにしたがって、あとは占者自身が自分で解釈を加えていく必要があります。
その意味において、完全マスター西洋占星術と内容的に被りはもちろんありますが、
他の解釈や他の切り口での説明を豊富に見聞きしておくことは、
自分なりの解釈をする際に非常に大切になってきます。
そのため、他にも色々な参考書を読み進めてみるべきではありますが、
金銭的な面からもあれこれと購入するわけにはいかないと思いますので、
その中でもおすすめなものを2位として選択しました。
3位 理解をもっと深める一冊
ランキング3位は鏡リュウジの占星術の教科書2です。
こちらを3位に選んだ理由も2位と同様の理由ですが、
相性の見方やトランジット法などについて完全マスター西洋占星術よりもやや踏み込んだ解説がなされているので、+αの知識として最適でしょう。
【番外編】用途別でのおすすめ本
最後に、これまで紹介はされていないものの、
特定の範囲において専門的に書かれているおすすめの書籍もありますので合わせてご紹介します。
占星術の古典から学ぶ
もしも西洋占星術の歴史的な名著から学ぶことをしてみたい場合には、「クリスチャン・アストロロジー」のこちらの書籍がおすすめです。
ただし、内容としては、古典がそのまま翻訳された内容となっており、読みにくい印象を受けるかと思います。
内容としても、背景知識がないとよく理解できない部分もありますので、上級者向けと言えるでしょう。
カバラと占星術の関係を学ぶ
カバラx占星術で学んでみたい方にもおすすめなのがこちらの一冊です。
占星学の背景にある数秘学を垣間見ることができるでしょう。
ドラゴンヘッド占星術を学ぶ
ドラゴンヘッドから、今世での課題や取り組むべき事を読み解いていくことについて、かなり詳細に示されています。
こちらも、ホロスコープをまた別の切り口から読み解いていくためのヒントとなる一冊でしょう。
新月について知る
ホロスコープを読み解くという話ではありませんが、新月のタイミングで行うスピリチュアルな取り組みについて詳しく書かれた書籍です。
ちなみに、こちらの書籍で解説されているノウハウについては、下記の記事にて詳しく解説をしていますので、もしご興味がありましたらそちらをご覧ください。
占星術の本を選ぶ際の注意点
それでは最後に、占星術を学ぶための本を選ぶ際の注意点について触れておきます。
太陽占星術と区別する
まず一つ目に挙げられる注意点は、太陽占星術と西洋占星術とをごっちゃ混ぜにしてはいけないということです。
女性向け雑誌などで掲載される星座占いというのは、占星術とは似ているようで似ていないものであり、それらは生まれた月日から導き出せる太陽とサインの関係からのみ、
人の性格から適職、相性、未来までを占ってしまうものです。
そのような太陽しか考慮に入れていない書籍をいくら読んでも、占星術を学んだことにはなりませんのでその点は注意が必要でしょう。
安ければいいというものではない
すでに、ホロスコープの解釈においてはこれといった固定の正解はなく最終的には占者の解釈に依存するとは述べましたが、
やはり最初に脳の中に仕入れるべき知識は汎用性の高い知識であるべきです。
中古店などでは、占星術についての安い書籍が並んでいることもありますが、
だいたい安い書籍に書かれている解釈は少しずれている、もしくは一側面のみの解釈となっており、
そうした書籍から学んだことをベースにしてしまうと、あとあとになって偏った解釈しかできなくなります。
占星学というのは専門的な学問であり、そのための書籍は専門書の類に入ります。
専門書の良書は、学習者がいる限りなかなか値落ちはしません。
値段重視ではなく、質の良い良書を選ぶことが大切です。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
この記事では、ホロスコープの解読スキルを伸ばすべく、
占星術の書籍へと手を伸ばそうと思っている方を対象に、
先人である私が、おすすめの書籍をご紹介して参りました。
占星術を学ぶことは、この世界の神秘へ至るファンタジーの旅へと出かけるようなとてもワクワクとした経験となるはずです。
是非、この世界に足を踏み入れてみてくださいね。