この記事は「ブログ」というカテゴリーに属しており、情報として簡潔したものをお届けするものではありません。
当サイト運営者であるエルクが、サイト運営の備忘録として、精神世界をあれこれ模索する中で思った事を書き綴っておくものです。
そのため、支離滅裂で結論を伴わない微妙な内容になる可能性があることをあらかじめお伝えしておきます。m(_)m
タロットカードを使ったことがある人であったら、誰もが感じたことがあるであろう感覚、
それは、
「どうして的を得ていると『感じる』のだろうか。」
ということだろう。
世間一般で言うところの「科学的視点」に基づいてタロット占いでカードが並べられるという現象を評価するならば、
それはまさしく単なるランダムであろう。
そこに意味を見いだすという行為は、
靴を飛ばして上を向いたら晴れ、下を向いたら雨、横を向いたら曇り、
というような靴飛ばし天気予報と何ら代わりのないものだ。
しかし、タロット占いをしていて誰もが気づくことは、
確率的に考えれば、かなり低い確率で起こるはずの出来事、例えば特定の1枚や特定の組み合わせで頻繁に出現することが、
結果的に見ると高確率で出現しているという事である。
このような経験を何度もしていると、タロット占いには確率の理論を超えた、すなわち人知を超えたところで何か偶然とは言い難い必然的なプロセスが行われているのではないか、
と思ってしまう。
そこでこの記事では、タロット占いとは、それとは気づかないうちに高次の存在との意志の疎通である「チャネリング」をする行為に他ならないのではないか、
という観点から執筆していこうと思う。
この記事の内容
チャネリングとは
まずはじめに、「チャネリング」について簡単に説明をしておく。
チャネリングとは言い換えるならば、「高次の『意識』との交信」である。
この高次の『意識』の事を、神と呼んだり、天使と呼んだり、宇宙人と呼んだりするのは、
人間の脳で言語的に把握できるようにただ名前を付けているだけなので、その呼び方で大きくその意味が変わる事ではないだろう。(もちろん、高次がどの程度高次であるかという違いはあるが。)
一体全体どういう仕組みでチャネリングが行われているのか、という点については別記事で解説する予定であるが、
宇宙に存在するものは全て振動の異なった様相が顕現されているにすぎないという前提のもと、
ラジオの周波数を特定の周波数に合わせるように、
人間の精神の振動を高次の存在の振動へと段階を上げていくことによって、
意識の交換が可能になる、程度にここでは理解して頂ければと思う。
もちろん、このチャネリングという技術は、自分の精神の振動レベルを人間が一般的に属するレベルから切り離して上昇させていく必要があるので、
先天的な才能や後天的な目覚めがない限り相当な訓練が必要なことであるのは言うまでもない。
しかし、この記事で掘り下げてみたいことは、
実はタロットカードを使うことによって、
そうとは知らないうちに自然とチャネリングをしているのではないかという話である。
タロットはチャネリングの道具である
結論を先に述べておくならば、
タロットカードはチャネリングを意識的に行うことが出来ない人にとっても、1枚1枚との交流を深めていくことで、高次の存在との会話のための共通言語となる。
と、私は思っている。
チャネリングが出来ていたとしても、そこから人間の脳が理解可能な言語レベルにまでそこでの意識の交流の内容を翻訳できなければ、
チャネリングは所詮何となくのフワッとしたものに止まってしまうだろう。
しかし、タロットカードという翻訳道具があれば、
その翻訳機能を通じてチャネリングでの交信内容を言語化していくことが可能なのである。
原因と結果の法則
その点について考察をするためには、宇宙を創造した根源存在(神、全、ONENESS)が司る法則のうちの1つである「原因と結果の法則」についての理解がまず必要だ。
原因と結果の法則というのは、原因のない結果はなく、また結果のない原因もないという事であり、
この宇宙で起こる出来事はどんな事であっても必ず原因となる事にまで遡ることが出来るという法則である。
この法則に則るならば、「偶然」というのは存在し得ず、偶然とは言い換えるならば「原因は必ずあるはずなのだけど、それを言葉で特定出来ない状態」となるだろう。
ただ単に、隠れた原因を見つけられていないだけなのである。
であるならば、タロット占いで展開されるスプレッドも、単に偶然の配置とは呼べず、そこには必ず特定の原因があり、必然の結果であった事が導かれる。
それは、カードを切る回数、切る方法、またもともとのデッキの並び順という原因に帰結できるが、それらの原因もまた何かしらの原因の結果であるわけである。
このように、原因の原因の原因、、、と遡っていくと、「質問」という原因に遡ることが可能である。
この質問という起点を最初の原因とすると、
質問→高次の存在への伝達→高次の存在からの回答→占者への帰着→スプレッドへの展開行為→カードの配置
というように、質問からカードの配置に至る間に、高次の存在とのやりとりを垣間見ることが出来る。
もちろん、この発想を、妄想にすぎないと一掃することは可能であろうが、
仮説としての議論の記事であるのでご容赦して頂きたい。
「ウィジャ盤」や「コックリさん」との類似点
また、この原因と結果の法則に基づく上記の展開は、
歴史的にはウィジャ盤やこっくりさんとの類似点も見つけることができる。(ウィジャ盤の東洋版がコックリさんで、コックリさんの西洋版がウィジャ盤と思ってもこの記事では、差し支えはないだろう)
この両者は、文字盤の上を質問者もしくは占者の手が勝手に動いて、
メッセージをもたらすという心霊現象のような占い手法であるのだが、
ここでも同様に、
質問→高次の存在への伝達→高次の存在からの回答→占者への帰着→手を動かす→結果
というように質問から結果の間に高次の存在とのやり取りを見ることが可能である。
このとき、質問者や占者は、高次の存在とのやり取りを行なっているとは、顕在意識のレベルでは認識出来ていないのだが、
一連の儀式行為の流れの中で、無意識レベルに精神の振動レベルが上昇し、高次の存在との交流が行われていると捉えることができる。
これと同じように、
タロット占いにおいても、タロットカードという道具を使うこと自体が、自己の精神レベルを高次の存在との交流を可能にするまで上昇させる一種の儀式行為であると言えるのではないだろうか。
このことはタロットカードの絵札を見たりデッキを手に持つ時の不思議な感覚、人によってはちょっと怖いような感覚がまさしく精神レベルが上昇している証拠であると捉えることもできるだろう。
1枚1枚の解釈を深めればチャネリングの精度も上がる
ここまでの議論をふまえると、
タロットカードというのはチャネリングの道具であり、
その1枚1枚は翻訳機能としての役割を持つことになる。
ここに、タロットカードを勉強する事のメリットを見出すことができるだろう。
すなわち、タロットカード1枚1枚に対する理解、言い換えるならば自分とそのカードとの約束事がはっきりすればするほど、
高次の存在からのメッセージも、その約束事に則ってより正確で具体的な翻訳がされるということである。
ここにタロット占いに素人とプロの違いを見出すこともできるだろう。
また、占者によってタロットカードに対する理解の仕方が異なっていても、タロット占いが確かに当たる占いとして機能することも見出すことができる。
すなわち、タロットカードへの理解の仕方が異なっていたとしても、
それはその占者にとってのカードとの約束事が違うだけで、
翻訳というプロセスにおいては何ら支障は出ないのである。
そのため、タロット占いを勉強する者としては、
特定の教科書を読み込むというよりは、複数の教科書から色々な解釈、言い換えるならばその著者とカードとの約束事のレパートリーを見ていく中で、
自分なりの解釈方法を、カードとの約束事として確立していくと良いだろう。
もちろん、タロットカードの歴史的研究という目的であるならば、
より客観性のある解釈が必要であり、自分都合の解釈で終わらせてしまってはいけないことは言うまでもない。
タロットの絵札から直感的に感じる事
また、タロットカードを翻訳の道具として見るならば、
道具としての定義、すなわちこのカードが出た時にはこのように解釈するというルールが必要になってくると一見思われてしまうが、
タロットカードに関しては、そのように固定的な解釈をするべきではない。
というのも、その時絵札からどのような事を直感的に感じるのか、
という観点もまさに高次の存在からのチャネリングメッセージであると捉えることができるからである。
こうなってくると、タロットカード1枚1枚への理解の深まりは左脳的な理解の蓄積である以上、
直感からの啓示とは相反してしまう可能性もある。
この点に、タロット占いの難しさがあるのだが、
私の経験上では、タロットカードへの理解の成熟が、絵札から感じる直感と対立するということは少なく、仮にあったとしてもうまいこと折り合いを付けることができるので、
タロットカード1枚1枚への理解の知識と、その瞬間絵札から感じる直感とをうまくブレンドすることが大切であると考えている。
タロット占いが当たる根拠
以上の議論の中に、タロット占いが当たる根拠に関する説を見出すことは可能だろう。
すなわちタロット占いとは、タロットカードという道具を使うことによって、その一連の儀式行為(質問→カードを切る→並べる)の中で高次の存在との交流を可能にする技術であるため、
そこから導き出される答えは、人知を超えた領域からのメッセージとして、その根拠を単なるランダムな出来事ではないところに見出すことができるものであるということである。
タロットカード1枚1枚には、その占者なりのチャネリングから得られるメッセージの翻訳ルールが割り当てられており、
高次の存在もその翻訳ルールを踏まえた上で、占者の手を動かし、カードを並べさせるため、
スプレッドの結果として並べられるカードにはランダムでは無い、必然的な意味を見出すことができるのである。
結論
以上、タロットカードはチャネリングの道具なのではないか、
という観点から掘り下げてみた。
タロット占いに通じている方にとっては、なんだそんな話かと思われてしまったかもしれないが、
タロット占いとチャネリングとを関連づけることで、
タロットの世界により奥深さが生まれてくるのでは無いだろうか。
また、タロット占いを通じて、そうとは知らずに高次の存在との交流を果たしているとするならば、
タロットカードから感じる妙な神秘性にも納得が行きそうである。