【タロット】世界の意味とは?相手の気持ち、仕事、恋愛、逆位置の解釈について

タロット世界の正位置・逆位置

このページでは、タロットカードの大アルカナの21番が付された「世界」のカードについての解説を行います。

解説の流れとしては、まずはじめに世界のカードの背景知識を持つために絵札が象徴する事柄についての解説をします。

次に、正位置・逆位置での一般的な解釈方法を解説し、最終結果や対策などスプレッドに割り当てられた意味での解釈例を紹介。

そして最後に、恋愛、相手の気持ちや仕事、未来の予測といった、
占い用途別での解釈の方法についての解説をします。

あくまでも、タロット占いでは質問の内容であったり、並べられた他のカードとの関係性から意味が定まるものではありますが、

そうした応用的な解釈が可能になるためにも、まずはカードに秘められたシンボルの理解と、基本的な解釈方法についての理解が欠かせないでしょう。

なお、当ページでは主に「ウェイト版」のタロットカードの世界の意味についての解説を行いますが、その他の版のタロットカードについても類似している事柄の方が多いので、いずれにしても役に立てる内容になっています。

タロットカードの世界とは?

タロット占い世界の意味とは

タロットカード大アルカナの最後を飾るのは21の番号がついた「世界(THE WORLD)」です。

大アルカナの0番からここまで学習されてきた方は大変お疲れ様です。

一体このカードはどのようなことを物語っているのでしょうか。

それではまず初めに、世界のカードの解釈をするにあたっての背景知識の解説をします。

ウェイト版のタロットカードをお持ちの方は世界のカードをお手元にご用意して実際に見ながら解説をお読みになると良いでしょう。

もしお手元になくても上の写真を見ながら自分なりにこのカードから一体どのようなことを感じるかを大切にしながら読み進めてみて下さい。

絵札の説明

一面の青色を背景に、真ん中には裸身の人物が両手にワンドを持って優雅に天を舞っています。

両性具ありとも言われるこの人物は、宇宙そのものを示す化身です。

人物を囲むように、編み込まれたリースが、楕円形に形作りその上下には赤い布が無限を象徴する八の字で結ばれています。

絵札の四隅には、それぞれ左上に人間、右上にワシ、右下にライオン、左下に牡牛が配置され、それぞれ雲の上に頭部だけが描かれています。

これら4種類の生き物は、世界の構造を生み出す不動宮と結びついており、それぞれ人間は水瓶座、ワシは蠍座、ライオンは獅子座、牡牛座は牡牛座です。

これら4種の性質を持つ象徴が集う事で、この世界全体の姿がそこには描かれていると言えるでしょう。

このカードが象徴することとは

このカードに象徴されていることは、目指すべき究極の目的であり、最も満足の行く状態がそこには描かれていると言えるでしょう。

このカードは、大アルカナ0番から20番までのそれぞれのカードが持つ学びのテーマにおいて、その目指すべき方向性をその1枚のうちに内在しています。

その目指すべき方向性とは、内在する男性原理・女性原理の合一による自己の変成と完成、すなわち自己という小宇宙を完成すること、

さらに、その上で全体の中の部分として存在する自己を、全体の中に調和させる、すなわち大宇宙である全体性と小宇宙である自己との一体化です。

世界のカードは、ありとあらゆる事をそこに内在していると同時に、ただ一つの存在である宇宙自体をそこに象徴しています。

そのため、世界のカードが象徴していることを、我々人間の実生活レベルにまで落とし込むのならば、

そこに示されているのは、最高到達点、完璧で動的な調和・ハーモニー、完成された状態、あらゆる事柄が統合された状態、

というように捉えることができるでしょう。

ただし、世界のカードは最高到達点である限り、常に最高の状態として止まり、決して誰も到達できないという観点も忘れてはならないでしょう。

大アルカナと世界の関係について

大アルカナ22枚の位置付けにおいて、この世界のカードは、
世界のカードと、そのほか21枚のカードというような位置付けとして解釈することも可能です。

それは、大アルカナ全体を、魂の成長の物語と捉えた場合、

大アルカナ0の愚者が出発点、大アルカナ20番の審判が再出発の合図、
そして大アルカナ1番から9番が、自己という小宇宙の完成の物語、11番から19番が全体の部分として個の成長の物語、10番の運命の輪がその両者を行ったり来たりさせる歯車役、

というように世界のカード以外を捉えることが可能であり、

その上でこの世界のカードは、各々の成長の物語、および大アルカナそれぞれのメッセージが指し示す方向性の到達点が1枚の中に凝縮されていると捉えることができるでしょう。

シンボルの意味

さて、そんな世界のカードですが、その絵札には注目すべきシンボルの数々が散りばめられています。

これらのシンボルは、世界の他にもウェイト版のタロットカード全体において一貫して適用されており、
これらのシンボルの象徴する事柄への理解があると、より一層タロットカードへの理解が深まります。

シンボル意味
円形完全性、全体性
楕円宇宙卵
網目連鎖と変化
二本のワンド天と地の2つの宇宙
不可視の領域
人間水瓶座
ワシ蠍座
ライオン獅子座
牡牛牡牛座
裸身霊性の象徴
青色空、天、精神のエネルギー

関連事項について

また、タロットカードに関連する背景的な事項と、世界のカードとの関連についても下記にまとめました。

項目内容
4大元素
惑星地球もしくは土星
十二宮磨羯宮
十二星座山羊座
生命の樹第二十一の鍵、第三十二の小径
鉱物アレキサンドライト
ハス、スイレン
ハーブスパイクナード
食品きのこ類
エジプト神ホルスの息子たち
ギリシア守護神エオス
曜日土曜日
人体足首から下、足裏
色彩茶色
ヘブライ文字タウ

(そのほか参考になる記事 【一覧】タロットの大アルカナの意味・覚え方とは?

占いでの意味について

タロット占い

それでは、次に実際のタロット占いの際に、世界のカードが出てきた際にどのようにその意味を解釈していったら良いのかという点について解説をします。

ただし、その前に念を押しておかなくてはいけないことがあり、
それはタロットカードの意味は定まったものでは決してなく、

カードからどのような事をその時感じるかや、スプレッドの中での他のカードとの関係性などから、非常に流動的に意味を読み取っていく必要があるという事です。

そのため、正位置ではこの意味、逆位置ではこの意味、というような固定的な解釈であったり、このカードには〇〇通りの解釈方法があって今回はこの解釈に当てはまるといった、
逐語的な解釈などは避けるようにしましょう。

それを踏まえた上で、タロットカードの世界の意味の解釈について、
まずはそのキーワードを意味のまとまりごとに分類して紹介し、

他のカードの関係性について、反対の意味を持つカードと、互いの意味を強める意味を持つカードを紹介。

その後、世界の意味の解釈例をご紹介していきます。

キーワード

それではまずはじめに、世界のカードから導き出すことが可能である解釈のキーワードまとめました。

世界の絵札から読み取ることが可能な大きな意味のまとまりごとにキーワードをまとめました。

どのキーワードにしても、「このカードが象徴することとは」の箇所で説明したような事柄をベースに、

そこから派生的に発生するキーワードが世界を取り巻く占い的な解釈のキーワードとなります。

【世界のキーワード】

  • 理想の状態
    • 最高到達点
    • 最終的な目標
    • ゴール
  • 動的な調和
    • 全体性
    • 広い視野
    • 円満
  • 世界観
    • ライフワーク
    • その人なりのゴール
    • 一貫性
  • 充実感
    • 安堵
    • 人生の喜び
    • ハーモニーの中にいると感じる

これらのキーワードの意味は、世界のカードが象徴する万物の理想の状態を人間の生活レベルにまで還元した時に派生して出てくるキーワードとなるでしょう。

それは、人生を通じて最終的に到達しようと思う最終的なイメージ、すなわち人生観を示していたり、

自己完結的ではない、他者との関係性の中で調和のとれた動的な完成状態の中で感じる充実感や安堵感などがそこには示されているでしょう。

逆位置のキーワードに関しては後ほど改めて解説を加えますが、

これらのキーワードに関しては、正位置だからといって肯定的な解釈を、逆位置だと否定的な解釈といった当てはめ方では解釈を読み誤ります。

正位置であっても、他のカードとの関係性であったりスプレッドの位置次第で否定的に捉えるべき場合もありますのでその点は注意してキーワードを見るようにしましょう。

反対の意味を持つタロットカード

また、タロットのその他のカードの中で、

この世界のカードと反対の意味を持つカードは以下の通りです。

カード名どういう意味で反対か
隠者(大アルカナ9)孤立
カップの4関わり合いの欠如
ワンドの5統一性の欠如

互いの意味を強めるタロットカード

そして、タロットのその他のカードの中で、

世界のカードと互いの意味を強めるのは以下の通りです。

カード名どういう意味で互いに強めるか
節制(大アルカナ14)調和、統合
太陽(大アルカナ19)達成、喜び
カップの9望みの達成
カップの10幸福、満たされた気持ち
ペンタクルの10豊かさ、充足

(参考になる記事:【一覧】小アルカナの意味と覚え方とは?

それでは次に、世界の意味の一般的な解釈例をご紹介します。

意味① 理想の状態

世界のカードに象徴されているのは、大宇宙との一体化がなされた理想の状態です。

このカードが出された時には、物事が理想の状態へと至っていること、また近づいていることが示されているでしょう。

ただし、その理想の状態というのは、個人の視点で見た時には必ずしも勝利や達成を意味するものではなく、

個人を超えた全体的な視点で見た時の理想の状態を暗示していることには注意が必要です。

意味② 動的な調和

世界のカードでは、全体を構成する個々の要因が互いに影響を与えながら調和をしていることで、結果として全体的なハーモニーが生まれていることをその1枚の中で象徴しています。

このカードが出た時には、物事は全体的な視点において、
バランスがとれており、円満な状態であると言えるでしょう。

それは、各々が指定の位置に定まって止まっていることを意味しているのではなく、

思い思いに動きながらも、全体性を保ったままであるという事が示されています。

意味③ 世界観

世界のカードには、世の中のあるべき理想の到達点がそこに描かれています。

このことは、まさにタロットカード的な世界観が反映されているということです。

世界のカードが出た場合には、それはその人なりの世界観であったり、人生を通じてやり遂げていきたいライフワークを示している場合があるでしょう。

個人が持つ世界観が、総合して全体の世界観が形成されていくという観点も忘れないようにしましょう。

意味④ 充実感

世界のカードでは物事が理想の状態へと至った時には、そこには円満な充実感、安堵が広がっていることが示されています。

このカードが出た時には、内的な状態としてこの上なく充実感に溢れた状態であると言えるでしょう。

ただし、ここでいう充実感というのは、他者の存在を抜きにした私的な充実感ではなく、

自分と他者を含む、全体性の中において、自分が調和をもってうまく収まることができており、

精神的な満足感を感じているという意味での充実感です。

世界の逆位置について

それでは次に、世界のカードが逆位置で出た場合に、一体どのように解釈をしていけば良いのかという点について解説を加えます。

一般的に、逆位置というのは、カードの意味する本質の部分が過剰している状態、不足している状態、正反対の状態を示しています。

そのため世界のカードは逆位置であったり、ネガティブな位置関係で出た時には、

キーワードとしては以下のものが当てはまる可能性があるでしょう。

【世界の逆位置のキーワード】

  • 未完成
    • 不達成
    • 挫折
  • 不調和
    • 不一致
    • 争い
    • 不協和音
  • 限界
    • 終了
    • 不満足な結論
  • 不満
    • 納得が行かない
    • 安定しない

などです。

これらの意味は、世界のカードが象徴する段階に至らなかったこと、

またそうした理想の状態へと至っていないがために感じる不満や納得しない気持ちなどから派生して出てくるキーワードです。

また、世界のカードが象徴しているのは、最高の到達点であるがために、そこが最高である限り、決してたどり着くことはできないというジレンマがあります。

そうしたジレンマを意味して、限界や限度、制限、不満足な結論といった意味も派生してくるでしょう。

スプレッドでの意味の解釈方法

それでは次に、実際にスプレッドに世界のカードが出た時の意味の解釈方法について、
スプレッドに割り当てられた役割に応じて、

世界のカードがどのような意味を示しているのかという事について解説をします。

状況・状態

状況として世界のカードが出されたのであれば、

それは事態に何らの支障は発生しておらず至って調和がとれており関わる誰にとっても最善の状態であるということが示されているでしょう。

逆位置の場合

一方で逆位置であったりネガティブな意味としてとれるならば、状況としてもう今が限界でありそれ以上はないという事が示されているでしょう。

もしくは、完成された状態にいたる事なく、中途半端なままで停滞しているという状況も示されているでしょう。

どこかで調和の精神が欠けてしまっていることが原因となっていることでしょう。

相手の気持ち

相手の気持ちとして世界のカードが示されたのであれば、

それは全体性の中で自分がバランスよく関われているという実感があり、充実感を感じている内面が伺えます。

バランスのとれた精神状態であり、何事に対しても意欲を燃やすことができているでしょう。

逆位置の場合

一方で逆位置やネガティブな意味として捉えるならば、

それは状況に対して限界を感じていたり、どこか欠けてしまっているような不満足感を覚えており、

閉鎖感、停滞感を感じているであろうことが示されているでしょう。

原因・理由

良い出来事の理由として世界のカードが出されたのであれば、

それは過去において、全体のバランスがうまくとれており、
あらゆることが理想の関係下に収まっていた事が、

そのまま良い結果として成果につながってあろう事が示されているでしょう。

逆位置の場合

一方で逆位置など、ネガティブな出来事の原因として世界のカードが出されれていると見るならば、

それは過去において既に物事は完結してしまっており、
それ以上の発展性がなかったという事が示されているでしょう。

もしくは、理想の状態へと至る道とは外れていたであろうことが指摘されている可能性もあるでしょう。

最終結果

最終結果として、世界のカードが出されたのであれば、

それは結果として全体の調和がとれ理想的な状態へと到達するであろうことが示されているでしょう。

それは自己完結的な自分主体での完成ではなく、

全体性をもった完成であり、周囲からも祝福され、また自分も周囲を祝福しといった満ち足りたハッピーエンドが予期されています。

逆位置の場合

一方で逆位置で最終結果として出されたのであれば、

それは完成には至らない事、理想の状態には及ばなかったであろう事が暗示されているでしょう。

考えうる原因として、全体性を損ねるような協力の精神がどこかで欠けてしまっているであろうことが指摘されているかもしれません。

対策

対策として世界のカードが出されたのあれば、

自分主体の視点ではなく、自分も含む全体を俯瞰するような視点をもって、
全体の調和をもたらすようなアイデアや策を講じるべきであることが告げられているでしょう。

自分だけではなく、周囲のメリットや幸せも考慮し、
共通の目標や共通の利益を追求する事で、

自分も含む全体的な理想状態へと導かれていくであろうことが示されています。

逆位置の場合

一方で逆位置であるならば、

状況は既に飽和状態で限界を迎えているため、

状況を刷新できるような斬新なアプローチが吉とでるであろうことが示されているでしょう。

恋愛について

タロット恋愛

タロット占いと恋愛の動向とはよくセットで取り上げられるテーマです。

それでは次に、恋愛という文脈で、

出会い、片思い、復縁、交際中、結婚

という5つのテーマごとに、正位置・逆位置での力のカードの解釈例についてご紹介していきます。

いずれも、世界のカードが象徴する事柄をベースに、
そこから連想的にイメージできる内容が占いでの解釈となりますので、

一体世界のカードのどういった部分がこのような解釈につながっているのかという点に着目しながら読み進めるとタロットリーディングの能力向上にも繋がるでしょう。

出会い

出会いに関して、世界のカードが出たのであれば、出会いに理想を求めている自分の姿がそこには示されているでしょう。

ただし、自分からガツガツいくような方法ではあまりうまくいかず、

気持ちを穏やかに保ち、協調性をもって過ごしていれば自然と良い出会いにも巡り会うことができることが示されているでしょう。

逆位置の場合

一方で逆位置であるならば、出会いに関しての理想を描いていないかもしれません。

自分は一体どのような出会いを望んでいるのかという事を再確認するように告げられているでしょう。

片思い

片思いに対して世界のカードが出されたのであれば、

想いの成就を目指して自分磨きにベストを尽くしていくと良いでしょう。

必ずしも、想いの成就を暗示しているわけではありませんが、

その経験が一切無駄にはならないであろうことを示しています。

逆位置の場合

一方で逆位置であるならば、その想いの理想には届きそうでない事、また限界であることが暗示されているかもしれません。

他のところに、本来の理想の状況があることを教えているかもしれません。

復縁

復縁に対して世界のカードが出されたのであれば、

復縁の成就という理想の状態が訪れるであろうことが示されているととることが可能でしょう。

ただし、もしも復縁に至らなかったとしても、

相手とは気持ちの上で調和がとれ仲直りができるであろうことが示されているでしょう。

逆位置の場合

一方で逆位置であるあるならば、復縁を前にして限界を感じていることでしょう。

復縁を望む方向は、本来進むべき道とは異なることを示していることでしょう。

交際中

交際中に対して、世界のカードが出されたのあれば、

それは交際相手と自分とで非常に調和がとれた理想の関係を築けているであろうことがそこには示されているでしょう。

2人の相性は最高なものであり、スムーズに次の展開へと導かれていくことでしょう。

逆位置の場合

一方で逆位置であるならば、2人にとって理想とするものが異なっている事、価値観が合わないこと、

調和がとれていないことなどが暗示されているでしょう。

結婚

結婚について世界のカードが出されたのであれば、

それは結婚という一つの理想のハーモニーへと到達するであろう事が示されているでしょう。

結婚相手とは理想の世界を一緒に築けていけるであろうことがそこには暗示されています。

逆位置の場合

一方で逆位置であるならば、結婚にはまだ至らないであろうことが示されているでしょう。

その背後には、自分とは異なる他者との調和のもとで1つの世界を築いていこうとする精神性がまだ自分には備わっていないであろうことがしめされている可能性があるでしょう。

仕事や未来について

さて、上では恋愛の占いについての解釈例をご紹介しましたが、

それでは最後に、仕事や未来についての占いにおいて、世界のカードが意味することの例をご紹介します。

仕事について

仕事について、世界のカードが出されたのであれば、仕事と自分のやる気、そして成果が面白いほどに一致しており、

仕事に関する人間関係においてもハーモニーがとれており充実感にあふれていることでしょう。

まさに、仕事では最盛期であり、努力した成果は確実に訪れることでしょう。

逆位置の場合

一方で逆位置やネガティブな意味としてとるならば、理想の状態には至っていない事、また全体との協調性のもとで仕事を遂行できていないこと、

そしてそうした状態に対して不満足であり納得していない状況が伺えます。

限界や停滞、スランプをも示している可能性があるでしょう。

未来について

未来について世界のカードが出されたのであれば、

それは未来において自分が描いた理想の世界像が達成されていくことが示されているでしょう。

それは自分都合の未来ではなく、他者をも含む、全体的な視点を伴った調和のある未来です。

逆位置の場合

一方で逆位置であるならば、

自分が望む世界には将来的に至らなそうである事がそこには示されているでしょう。

もしかしたら、自分都合で調和のとれていない理想像を描いていることに原因があることを指摘されている可能性があるでしょう。

まとめ

以上いかがでしたでしょうか。

このページでは、タロットカードの大アルカナ21番の「世界」のカードについて、

その絵札の解説からシンボルの意味、

また占いでの世界の一般的な解釈方法から、スプレッドや恋愛・仕事などの占い別での解釈例について、

幅広く解説をしてきました。

占いでの解釈例についても、様々なものを取り上げましたが、
その解釈の根拠としてはこのカードが象徴する一連の物語の側面にあることに注目し、

占いの内容や他のカードとの関係性などから、より応用性・柔軟性のある解釈ができるようになりましょう。

当サイトでは他にも大アルカナ・小アルカナについての理解が深まるような記事やそのほかのアルカナについての解説もしておりますので、

タロットカードにご興味のある方は是非そちらもご参考くださいね。

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