このページでは、タロットカードの大アルカナの13番が付された「死神」のカードについての解説を行います。
解説の流れとしては、まずはじめに死神のカードの背景知識を持つために絵札が象徴する事柄についての解説をします。
次に、正位置・逆位置での一般的な解釈方法を解説し、最終結果や対策などスプレッドに割り当てられた意味での解釈例を紹介。
そして最後に、恋愛、相手の気持ちや仕事、未来の予測といった、
占い用途別での解釈の方法についての解説をします。
あくまでも、タロット占いでは質問の内容であったり、並べられた他のカードとの関係性から意味が定まるものではありますが、
そうした応用的な解釈が可能になるためにも、まずはカードに秘められたシンボルの理解と、基本的な解釈方法についての理解が欠かせないでしょう。
なお、当ページでは主に「ウェイト版」のタロットカードの死神の意味についての解説を行いますが、その他の版のタロットカードについても類似している事柄の方が多いので、いずれにしても役に立てる内容になっています。
この記事の内容
タロットカードの死神とは?
タロットカードの大アルカナ13番が付いたこのカードの名前は「死神(DEATH)」です。
タロットカード全78枚の中でも一際目を引くデザインの死神のカードは印象に残りやすく、タロットカードがなんだか怖いと思われる要因の一つにもなっているカードでしょう。
一体このカードはどのようなことを物語っているのでしょうか。
それではまず初めに、死神のカードの解釈をするにあたっての背景知識の解説をします。
ウェイト版のタロットカードをお持ちの方は死神のカードをお手元にご用意して実際に見ながら解説をお読みになると良いでしょう。
もしお手元になくても上の写真を見ながら自分なりにこのカードから一体どのようなことを感じるかを大切にしながら読み進めてみて下さい。
絵札の説明
太陽は沈みかけておりあたり一面は暗闇を迎える一歩手前の灰色で満たされています。
沈む太陽に合わせるように、白馬に乗って全身を甲冑で包んだ骸骨の騎士が逆五芒星を象った白い百合の紋章の旗を掲げて、その場を通り過ぎて行こうとしています。
彼は人間の魂を刈り取って冥界へと誘う死神です。
死神の足元には、かつては王であったことが伺える男性が冠を地面に落として地に伏しています。
白装束の女性は死の訪れを受け入れ足掻くことを諦めうなだれており、
彼女の子供であろう幼子は死という概念を知らぬが如くに興味津々に死神を眺めています。
一方で、司祭であろうと思われる一人の老男性は、死神の騎士を前にして、命乞いをしているのか、それとも死の訪れを歓迎しているのか、手を拝んで向き合っています。
この死神の騎士は、生と死という究極の対立原理を象徴する背景の2本の門柱に沈んでいく太陽に象徴されるように、
避けることのできない絶対法則として存在する「死」という瞬間を、
万人平等にもたらしながら歩いています。
しかし、沈んだ太陽がまた再び昇ってくるように、
死の次は再び生が訪れることも死神は暗示しており、
現に地に伏した男性の元からは、新しい緑が出てきており、
あらゆる事の根底に一定して流れる死と生のサイクルがそこには描かれているでしょう。
このカードが象徴することとは
このカードに象徴されているのは、「死と再生」というあらゆる物事に等しく適用される不可避のサイクルの存在です。
物事の再誕や再生という面も暗示されていますが、そのサイクルの中でも特に「死」、すなわち終わる事、終焉を迎えることに焦点が置かれているカードでしょう。
それは、転機であったり、ターニングポイント、節目として捉えることが出来る死ではありますが、
死神のカードで象徴される死というのは、個人の影響力の範疇を超えたところで突如降りかかるような終了の合図のようなものです。
地球には重力が存在していることや、動物は呼吸をしないと生きていけないというのと同じように、死は生きる上で不可避にも認めざるおえない基本条件として存在しているという事が示されています。
そして、そんな死神のカードが伝えているメッセージは、「死」という事に対する本質的な側面であり、
それはどんな事にも必ず死に象徴されるような終焉や不毛な時期があるということ、
そしてその時期というのは固定されるものではなく、
永遠と繰り返される上昇と下降のサイクルの中の1つの時点に過ぎないという事が示されているのです。
そのため、そのような不可避のサイクルとして訪れる「死」に対しては次なる上昇のために不可欠の通過点であることを悟り、
潔く死の訪れを受け入れ、次なる再生へと動き出すべきであることが説かれているのです。
シンボルの意味
さて、そんな死神のカードですが、その絵札には注目すべきシンボルの数々が散りばめられています。
これらのシンボルは、死神の他にもウェイト版のタロットカード全体において一貫して適用されており、
これらのシンボルの象徴する事柄への理解があると、より一層タロットカードへの理解が深まります。
シンボル | 意味 |
---|---|
二本の柱 | 生と死という究極の対立原理 |
白ユリ | 女性の生産力と神性の象徴 |
旗 | メッセージを象徴、それを持つ者の属性を示す |
太陽 | 生命、再生の象徴 |
五弁花 | 5枚の花びらが付いた花であり、完成した人間の象徴 |
馬 | 神の乗り物、生本能、生命エネルギーの象徴 |
騎士、騎士道 | 忠義、礼節、礼儀の象徴 |
関連事項について
また、タロットカードに関連する背景的な事項と、死神のカードとの関連についても下記にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
4大元素 | 水 |
惑星 | 冥王星 |
十二宮 | 天蠍宮 |
十二星座 | 蠍座 |
生命の樹 | 第十三の鍵、第二十四の小径 |
鉱物 | ガーネット |
花 | ニゲラ、アネモネ、クリスマスローズ、デルフィニウム |
ハーブ | 乳香 |
食品 | 根菜類 |
エジプト神 | アヌビス |
ギリシア守護神 | ハデス |
曜日 | 日曜日、月曜日、火曜日 |
人体 | 生殖器、子宮、卵巣、前立腺 |
色彩 | 葡萄色 |
ヘブライ文字 | ヌーン |
(そのほか参考になる記事 【一覧】タロットの大アルカナの意味・覚え方とは?)
占いでの意味について
それでは、次に実際のタロット占いの際に、死神のカードが出てきた際にどのようにその意味を解釈していったら良いのかという点について解説をします。
ただし、その前に念を押しておかなくてはいけないことがあり、
それはタロットカードの意味は定まったものでは決してなく、
カードからどのような事をその時感じるかや、スプレッドの中での他のカードとの関係性などから、非常に流動的に意味を読み取っていく必要があるという事です。
そのため、正位置ではこの意味、逆位置ではこの意味、というような固定的な解釈であったり、このカードには〇〇通りの解釈方法があって今回はこの解釈に当てはまるといった、
逐語的な解釈などは避けるようにしましょう。
それを踏まえた上で、タロットカードの死神の意味の解釈について、
まずはそのキーワードを意味のまとまりごとに分類して紹介し、
他のカードの関係性について、反対の意味を持つカードと、互いの意味を強める意味を持つカードを紹介。
その後、死神の意味の解釈例をご紹介していきます。
キーワード
それではまずはじめに、死神のカードから導き出すことが可能である解釈のキーワードまとめました。
死神の絵札から読み取ることが可能な大きな意味のまとまりごとにキーワードをまとめました。
どのキーワードにしても、「このカードが象徴することとは」の箇所で説明したような事柄をベースに、
そこから派生的に発生するキーワードが死神を取り巻く占い的な解釈のキーワードとなります。
【死神のキーワード】
- 終焉すること
- 捨て去ること
- 過去の清算
- 執着を捨てる
- 再生すること
- 移り変わり
- 新しい価値観
- 始まり
- 潔く認める
- 法則に従う
- 避けられないことにもがかない
- 集中する
これらのキーワードは、死神のカードに象徴されることが、
死を迎えるということ、そのことは不可避のサイクルとして訪れるものであること、そして死の瞬間を迎えたあとは次のサイクルが始まるものである、
という事から派生して挙げられるものです。
逆位置のキーワードに関しては後ほど改めて解説を加えますが、
これらのキーワードに関しては、正位置だからといって肯定的な解釈を、逆位置だと否定的な解釈といった当てはめ方では解釈を読み誤ります。
正位置であっても、他のカードとの関係性であったりスプレッドの位置次第で否定的に捉えるべき場合もありますのでその点は注意してキーワードを見るようにしましょう。
反対の意味を持つタロットカード
また、タロットのその他のカードの中で、
この死神のカードと反対の意味を持つカードは以下の通りです。
カード名 | どういう意味で反対か |
---|---|
愚者(大アルカナ0) | はじまり |
女帝(大アルカナ3) | 誕生 |
審判(大アルカナ20) | 復活、新たなスタート |
互いの意味を強めるタロットカード
そして、タロットのその他のカードの中で、
死神のカードと互いの意味を強めるのは以下の通りです。
カード名 | どういう意味で互いに強めるか |
---|---|
塔(大アルカナ16) | 激しい衝撃、強大な力 |
ワンドの8 | 結論、集結 |
カップの5 | 喪失、別れ |
カップの8 | 先へ進む、終わらせる |
(参考になる記事:【一覧】小アルカナの意味と覚え方とは?)
それでは次に、死神の意味の一般的な解釈例をご紹介します。
意味① 終焉すること
死神に描かれる骸骨の騎士は、人々に終焉の時を告げながら歩いています。
彼にとっては死を告げることが役目であり、魂の成長を促します。
このカードが出された場合には、いまの自分というものを構成している要素を一旦破棄するべき時が来ている事が示されているでしょう。
それは、過去への執着かもしれませんし、今取り組んでいる事かもしれません。
いずれにしても、このカードが告げているのは、もうそろそろ引き際であるということ。
個人の目線ではなく、1つ高い目線から眺めてみた時に、
すでに終わりを迎えていることが告げられているでしょう。
意味② 再生すること
地に伏した男性から新しい緑が誕生していること、沈んだ太陽はまた再び昇ってくる事からも分かるように、
死神のカードは死の一瞬のあとに訪れる次なるサイクル、誕生、再生をも暗に象徴しています。
このカードが出た時には、古いものは捨て去って、新しく生まれ変わるべきであることが示されているでしょう。
意味①では死に向かう事に焦点が当たった意味でしたが、こちらでは死の後に訪れる次なるステップへ焦点が当たっています。
意味③ 潔く認める
生命を持つものはいずれ必ず死の瞬間を迎えるという普遍的な法則からも分かるように、
死神のカードは、そうした個人を超えて普遍的に貫かれる法則やルールを潔く認めて受け入れるべきであることも示されているでしょう。
そうした容赦のない力を目の前にした時に、吊るされた男に象徴されているような、流れに身を任してあるがままに今を過ごすことの大切さがこのカードでも示されているでしょう。
オススメ記事:
【タロット】吊るされた男の意味とは?
死神の逆位置について
さて、すでに死神の逆位置については、その一般的な解釈のところにて部分的に解説をしてきました。
次に改めて、死神のカードが逆位置で出た場合に、一体どのように解釈をしていけば良いのかという点について解説を加えます。
一般的に、逆位置というのは、カードの意味する本質の部分が過剰している状態、不足している状態、正反対の状態を示しています。
そのため死神のカードは逆位置であったり、ネガティブな位置関係で出た時には、
キーワードとしては以下のものが当てはまる可能性があるでしょう。
【死神の逆位置のキーワード】
- 終わるに終われない状態
- 諦めがつけられない
- 執着、固執
- 惰性
- 刷新されない
- 過去に囚われグズグズしている
- 新たな一歩を踏み出せない
- 停滞している
- 衝撃的な出来事
- 突然の災難
- 無情な結末
などです。
これらの逆位置のキーワードは、死神のカードが伝える「死と再生」のメッセージが伝わっておらず、過去のしがらみにとらわれたままであったり、勇気を出して新たな一歩を踏み出せないでいる状態などが示されているでしょう。
また、終焉の時に対して、次なる再生への視点がかけており、
そのことを衝撃的で悲惨な出来事とばかり捉え苦しんでいる姿も示されているでしょう。
スプレッドでの意味の解釈方法
それでは次に、実際にスプレッドに死神のカードが出た時の意味の解釈方法について、
スプレッドに割り当てられた役割に応じて、
死神のカードがどのような意味を示しているのかという事について解説をします。
状況
状況を示す位置に死神のカードが出されたのであれば、
それは現状として八方塞がりであり、もうお終いにするしかないような状況が示されているでしょう。
それは逆に新しい局面に移行するべきであることも示されているでしょう。
逆位置の場合
逆位置やネガティブな意味として捉えるならば、
八方塞がりであることには変わりませんが、その状態に対して、
悪あがきに近い抵抗をしている様が指摘されているでしょう。
終わらせる事への恐怖ではなく、終わった後の新しい事へのワクワクの視点を持つべきであることが示されている可能性があるでしょう。
相手の気持ち
死神のカードが相手の気持ちを意味する箇所に出されたのであれば、
それは相手の気持ちとしてはもう精神的に消耗していて全てを終わらせて刷新したいような気持ちになっているであろうことが示されているでしょう。
現状に対して、ズルズルと無為に続く惰性のような倦怠感を感じているでしょう。
逆位置の場合
逆位置である場合には、現状に対してマンネリを感じている事は正位置とは変わりありませんが、
そうした終わりを迎えているにも関わらず、現状にふみとどまろうと抵抗している内面状況が伺えるでしょう。
終わるべき所で、終わる事を拒んでいる気持ちがあるでしょう。
原因・理由
正位置で死神のカードが出されたのであれば、
現状に繋がった理由として、過去の終焉があることが示されているでしょう。
仮に過去の出来事が自分にとっては災難で不幸そのものであったとしても、
それは不可避のサイクルの一環の出来事であって、
その一瞬を経た今は新しいサイクルの始まりの地点であるという事が示されているでしょう。
逆位置の場合
逆位置である場合には、現在至る原因として、過去の自分の姿がまるで止める事に駄々をこねる子供のような有様があげられることが示されているでしょう。
終わるに終わりきれなかった状態、まだ過去の執着を中途半端に引きずっていることが悪影響となっていることが指摘されているでしょう。
最終結果
最終結果として死神のカードが出されたのであれば、
それはまさに終了、終わりの合図であることが伺えるでしょう。
すでに心のどこかで、もう終わらせるべきであると思われているのでしたら、このカードはそんな直感に対して同意をしている事でしょう。
過去に決別をし、新たな一歩を踏み出す勇気を振り絞るようにとこのカードは伝えています。
逆位置の場合
一方で逆位置である場合には、物事の終了に拒んでしまっている姿がそこには結果として現れているでしょう。
死神が象徴しているのは、不可避の生と死のサイクルであるため、
終了する事を拒むことを暗示しているとは考えづらいでしょう。
対策
対策として死神のカードが出されたのであれば、
それは潔く物事を止める事を受け入れ、再出発の決意を固めるべきであることが示されているでしょう。
転機が迎えていることをポジティブに受け入れましょう。
逆位置の場合
逆位置であるならば、終わることに対して抵抗感があること、その原因として過去への執着や、現状維持への固執があることが示されているでしょう。
それらのいずれも、魂の成長のためにはふさわしくない態度であることが示されており、
そうした自らの弱い部分とは決別をするべきであることが対策として示されているでしょう。
恋愛について
タロット占いと恋愛の動向とはよくセットで取り上げられるテーマです。
それでは次に、恋愛という文脈で、
出会い、片思い、復縁、交際中、結婚
という5つのテーマごとに、正位置・逆位置での力のカードの解釈例についてご紹介していきます。
いずれも、死神のカードが象徴する事柄をベースに、
そこから連想的にイメージできる内容が占いでの解釈となりますので、
一体死神のカードのどういった部分がこのような解釈につながっているのかという点に着目しながら読み進めるとタロットリーディングの能力向上にも繋がるでしょう。
出会い
出会いに関する恋愛の質問で、死神が出たのであれば、
それは恋愛関係に繋がるような出会いは冬の時期であること、
つまり望むような出会いは訪れないであろうことが示されているでしょう。
ただし、それはあくまでも現在が出会いがないだけであって、
そろそろ新しい始まりがあることが示されているでしょう。
もしくは、現状を刷新して新しいサイクルに入っていくような新しい出会いが訪れることが示されている可能性もあるでしょう。
逆位置の場合
逆位置やネガティブな意味として捉えるならば、
出会いという新しい局面を迎えられないでいる自分がいることが示されているでしょう。
過去の関係への執着をまだ引きずっていたり、清算や整理が済んでいない気持ちや事があることが指摘されているでしょう。
片思い
片思いに関して死神のカードが出されたのであれば、
それは片思い自体を刷新するべきことが示されている可能性があります。
逆位置の場合
逆位置やネタティブな意味として捉えるならば、
片思い自体が執着へ固執になってしまっている事が示されているでしょう。
復縁
復縁に関して死神のカードが出たのであれば、
それはもう復縁を望むような過去への執着は捨てて、
新しいサイクルへと移行するべきことが示されているでしょう。
逆位置の場合
逆位置であるならば、関係をちゃんと終焉させることを拒む姿が、
好ましくないという事が指摘されているでしょう。
交際中
交際中の相手との関係に対して死神のカードが出されたのであれば、
それは二人の関係性を刷新しなくてはいけないことが示されているでしょう。
必ずしも別れを意味しているわけではありませんが、
関係をもう一度一から見直すような振り返りの時、またそれを経てまた新しい局面へと移行することが示されています。
逆位置の場合
逆位置であるならば、切るに切れない惰性で続く関係性が指摘されている可能性があるでしょう。
結婚
結婚に関して死神のカードが出されたのであれば、
結婚に関しては殺伐とした状況が伺えます。
それは自分個人の力でどうにかできるものではないことが示されているでしょう。
逆位置の場合
逆位置の場合も、殺伐とした不毛な状況が伺えますが、
その原因として、自身の内面状況として清算し切れていない過去がいまだに残っており、結婚という新たな局面へのサイクルを始められないでいる事が指摘されているでしょう。
仕事や未来について
さて、上では死神の占いについての解釈例をご紹介しましたが、
それでは最後に、仕事や未来についての占いにおいて、死神のカードが意味することの例をご紹介します。
仕事について
仕事に関して死神のカードが出されたのであれば、
それは仕事の状態として、八方塞がりでどうしようもなく行き詰まってしまっている様子が示されているでしょう。
仕事への敗北感を感じている状態かもしれません。
全てを白紙に戻したいという状態が示されているでしょう。
カードからのメッセージとしては、そのような行き詰まった現状からは決別をして新しい局面へと移行することが示されているでしょう。
それは、多部署への異動を示している可能性もありますし、転職や起業といった新たなキャリアの開拓を暗示している可能性もあるでしょう。
逆位置の場合
一方で、逆位置やネガティブな位置関係である場合などには、
仕事において、本当は辞めたいのに辞めないでだらだらと続けているという気持ちを指摘されていたり、
決断すべきなのに決断を先送りにして新たな進展を拒んでいる事が指摘されているでしょう。
このカードは、受け入れるべきところは潔く受け入れて、
新しい一歩を踏み出すべきであることを示しています。
未来について
未来について死神のカードが出されたのあれば、
未来において、衝撃的な転機が訪れるであろうことが示されているでしょう。
それは、自分にはとっては決して幸運とは言えないようなことでしょう。
しかし、死神のカードはそうした一見不幸な出来事の背景に潜むメッセージを読み取り、
新しい局面を迎える気概を持つべきであることを示しているでしょう。
逆位置の場合
一方で逆位置やネガティブな意味である場合には、
このままでは未来において本来迎えるべき新しい局面を前に、踏みとどまって足踏みをしてしまう事を指摘されているでしょう。
身の回りや内面を見回してみて、清算するべきことは清算し、
スムーズに新しい局面を迎えられるようにするべきであると指摘されているでしょう。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
このページでは、タロットカードの大アルカナ13番の「死神」のカードについて、
その絵札の解説からシンボルの意味、
また占いでの死神の一般的な解釈方法から、スプレッドや恋愛・仕事などの占い別での解釈例について、
幅広く解説をしてきました。
占いでの解釈例についても、様々なものを取り上げましたが、
その解釈の根拠としてはこのカードが象徴する一連の物語の側面にあることに注目し、
占いの内容や他のカードとの関係性などから、より応用性・柔軟性のある解釈ができるようになりましょう。
当サイトでは他にも大アルカナ・小アルカナについての理解が深まるような記事やそのほかのアルカナについての解説もしておりますので、
タロットカードにご興味のある方は是非そちらもご参考くださいね。
その他のオススメ記事①:
【独学】タロットの勉強方法を伝授!
その他のオススメ記事②:
タロットが学べるおすすめの本11選!