第二チャクラに関して、このページを見るだけで理解が深まるようにと、
記事を作成しました。
第二チャクラの基本的な説明から、癒す方法、
そしてブロックができる主な原因から、それらを取り除いていく方法まで、
幅広く解説しています。
第二チャクラとは
第二チャクラは、サンスクリット語では「スヴァディシュターナ」と言い、
これは「甘さ」を意味しています。
第二チャクラのシンボルは、6枚の花びらをもつ蓮の花で、
中に元素の水を表す円と、第二チャクラの二面性を象徴する三日月があります。
この三日月の中には、性的欲求や情熱の象徴である「マカラ」という水棲の生物が潜んでいると言われ、
無視したり抑圧したりすると危険とされています。
第二チャクラは、他にも「セイクラル・チャクラ」や「仙骨のチャクラ」とも呼ばれますが、
このページでは「第二チャクラ」と統一して説明します。
第二チャクラの場所と肉体との関係
第二チャクラの場所は、おへその性器の間に位置しています。
肉体的には、性器・大腸・脊柱下部・骨盤・盲腸・膀胱・リンパ系と関係があり、
内分泌系とは卵巣・精巣と関係しています。
性器としては、主に子宮的な働きと関連があり、
男性器は主に第一チャクラと関係があります。
第二チャクラの役割
第二チャクラの役割を端的にいうならば、外の世界との関係作りへの意欲をもたらし、
そうした関係を通じた自己探求によって、魂レベルでの成長を促進するということです。
第一チャクラが基本的な生存へのエネルギー供給源という生存レベルでの役割であったのに対して、
第二チャクラでは、少し外の世界へと視野を広げることで、
自己責任と自己表現について学ぶ機会を与える役割を担います。
そのため、第二チャクラは、一人の人間としてのニーズ、物理的なニーズを満たしてくれる関係を発見する方向、
すなわち外的な力に関わろうとする方向へと私たちを駆り立てます。
この第二チャクラからくる衝動を通じて、私たちは外の世界と内的な世界とのちょうどよい関係性を見つけていき、
個としてのアイデンティティを社会との関係の中で確立していくことができます。
第二チャクラは創造のエネルギーを作り出す
また、第二チャクラは創造のエネルギーのためには欠かせません。
第二チャクラと関係の深い性器からくる種の保存という欲求は、そのまま創造への欲求と言い換えられることからも分かるかと思います。
また、外の世界へと働きかけていくということは、
必然的に「選択」を余儀なくされるということで、この「選択」というのは、
創造のプロセスに他なりません。
そのため、第二チャクラの外へと向かうエネルギーの根源は、
この創造への意欲と言い換えてもよく、
自己完結した内面の世界から、外の世界へと新しいモノを創造していくことを可能にします。(ここでいう「モノ」とは、物質的な物に限らず、思想や理念、また人間関係までを含む広い意味での「モノ」です。)
第二チャクラが整っていない時に起きること
上記のような役割をもつ第二チャクラなのですが、
この第二チャクラが整っていない場合、
性欲が減退したり、思考や肉体的な動きに柔軟性が無くなったり、
また外的な世界のコントロールを失うことへの恐れが一層大きくなってきます。
モノを創造していく意欲も失っていき、それに伴い社会的な自信を喪失し、
外部の世界との心理的な境界線が分からなくなり過剰に防御的になっていきます。
その結果として、以下のような肉体的・情緒的な機能障害が出てきます。
肉体的な機能障害
- 慢性の腰痛
- 坐骨神経痛
- 産婦人科系の問題
- 骨盤の痛み
- 性能力の問題
- 尿器系の問題
情緒的な機能障害
- 過度な罪悪感
- 支配への執着
- 創造性の欠如
- 性やギャンブル、薬への中毒
- 情緒不安定
- 孤独感
- 不安定な性欲
第二チャクラの関連事項まとめ
また、第二チャクラに関連する事項として、
色、数字、パワーストーン、ソルフェジオ周波数、食べ物などといった項目をまとめておきます。
ここにあげる関連事項のポジティブな面を思い浮かべて感じる感覚は、
正常な第二チャクラから発する振動と近しいものとなります。
あとで説明する第二チャクラのヒーリングのための祭壇作りの際には、
ここで挙げた関連事項を参考にすると良いでしょう。
色 | オレンジ |
---|---|
主題 | 情緒のバランス・創造へのエネルギー・外部との関係 |
内分泌腺 | 卵巣・精巣 |
体の部位 | 性器・膀胱・前立腺・子宮 |
元素 | 水 |
星 | 冥王星 |
占星術 | 蟹座・蠍座 |
感覚 | 味覚 |
アロマ | ジャスミン・ローズ・サンダルウッド |
パワーストーン | シトリン・カーネリアン・ゴールデントパーズ |
動物 | 魚の尾びれを持つワニ |
元型 | 支配者(ポジティブ)・殉教者(ネガティブ) |
食べ物 | 液体 |
発達年齢 | 8歳から14歳 |
ソルフェジオ周波数 | 417Hz |
第二チャクラの活性化の方法
それでは次に、第二チャクラを開いてバランスを整えていく具体的な方法についてご紹介をしていきます。
自分の第二チャクラの状態について知りたいという方は、
あとで述べている自己診断事項のところも是非ご覧ください。
パワーストーン
ありとあらゆる感情や意識や思考は物質化します。
その最も際立ったものがパワーストーン(天然石)でしょう。
そのため、第二チャクラが正常に機能している時と近い意識をもつパワーストーンを身につけたり眺めたりすることで、
それに同調する形で第二チャクラを正常な状態へと導くことができます。
第二チャクラを正常な状態にしてくれるパワーストーンとしては、例えば以下のようなものがあります。
【第二チャクラのパワーストーン】
- シトリン
- カーネリアン
- ゴールデントパーズ
アロマ・お香
アロマやお香の香りを嗅いだり、その香りで部屋を充満させることで、
自然と正常なチャクラの振動に自分を誘導していくことが可能です。
バランスのとれた第二チャクラと相性の良いアロマとしては以下のようなものがあります。
【第二チャクラのアロマ】
- ジャスミン
- ローズ
- サンダルウッド
ヨガ・瞑想
ヨガといったエクササイズや、
オレンジ色の光に包まれながら、澄んだ水の中をゆっくりと楽に流れていくのをイメージしながら行う瞑想なども、
第二チャクラを正常に開きバランスを整えていくには効果的な方法です。
祭壇を作る
また、先ほど挙げた第二チャクラの関連事項を参考に、
正常に動く第二チャクラを感じられるような物で飾った場所を家や部屋のどこかに作るということも効果的です。
その祭壇を見るたびに、あらゆる物事は穏やかに流れる川のようにスムーズに進んでいっているという感覚を持てるような祭壇を作りましょう。
ソルフェジオ周波数 417HZ
そして、第二チャクラを感じる方法としては、ソルフェジオ周波数の417HZを聞くという方法もあります。
417HZの周波数の動画を添付しましたのでご参考ください。
第二チャクラにブロックができる主な原因
第二チャクラは、外の世界への主体的な関わりを可能にし、
そこから生まれる新たな創造への意欲を駆り立てます。
しかし、この第二チャクラに滞りが発生している場合、
そうした外の世界への関わりを可能にするような自信を喪失し、
自分から創造に向けた働きかけをしようとする意欲を失っていきます。
こうした第二チャクラにブロックが生じてしまう主な原因はなになのでしょうか。
社会からの影響になすがままの自分像
第二チャクラの原型のネガティブなものに「殉教者」というものがあります。
原型とは、抽象的なものの見方のことですが、
ここでいう殉教者とは、自分の本当の意志とは関係なく、ある種の思考停止状態で、
自分より大きな影響力の下に屈するもののことを言います。
第二チャクラが滞ってしまう原因の一つに、まるでここでいう「殉教者」のように、
外部の世界への働きかけを行わず、100%受動的な態度で、自分に及ぶ影響を受け入れてしまうことになります。
このような姿勢でいると、第二チャクラの役割である、
外部の世界への働きかけの中で、自己探求の道を見出していくということは達成されません。
第二チャクラを正常に開いていくためには、もう一つのポジティブな第二チャクラの原型である「支配者」にならなくてはいけません。
ここでいう原型としての「支配者」とは、
自らの責任と選択によって、外部の世界へと働きかけ自らの存在をその中に見出していくという態度のことを指します。
他者との共創を拒む歪曲した自己防衛意識
また、第二チャクラでいうところの「創造」は、
自己完結的なものつくりというよりは、他者との共創を意味しています。
そのため、他者への尊重の念を失い、自分勝手にすべて自分の思い通りにしていこうという態度は、第二チャクラをブロックしていく原因となります。
外の世界への働きかけの中で、初めて第二チャクラが担う魂レベルでの成長はもたらされるのであって、
独りよがりな、他者への尊重を欠いた態度や思考では、
次第に第二チャクラの力は弱まっていき、
物事は次第に流れが悪くなり、思うようにことは進まなくなってしまうのです。
第二チャクラにブロックが生じないためには
こうした第二チャクラの機能障害を起こすような原因をなくすためには、
上で紹介した意味での「殉教者」のような受け身の姿勢を取り除くこと、
そして他者への尊重の念を正しくもち、
人間関係の中でものごとが発展していくことを許容することが必要です。
具体的には、
- 自己責任と自己選択に基づいた社会への働きかけの意識を持つ
- 他者との共存・共生の中での繁栄を受け入れること
ということです。
しかし、第二チャクラに機能障害を抱えている方のほとんどは、
「そんなこと今の自分には状況的に無理だし、そんな気持ちにはなれない。」
と思われるかもしれません。
しかし、このページで紹介したような方法で第二チャクラに意識を向けて、
呼吸を整えていくと、
今までの自分の考え方は、実体のない空想レベルのことへの単なる執着にすぎず、
手放せばいいだけであることが分かったり、
複雑な人間関係の中でも、まるで穏やかな川の流れのように、
あらゆることはスムーズに進んでいくというように自信をもてるようになります。
このような、自分と外の世界との関係は、スムーズに進んでいくといった実感をもつことで、
第二チャクラはバランスを保ちます。
第二チャクラの詰まりを取り除く方針
第二チャクラの詰まりを取り除いていく方針としては、
- 自分の本来の意志に基づいた決定を心がける。
- 関係を持つ持たないに関わらず、他者への尊重の念を忘れない。
- ものごとはスムーズに進んでいくと思ってリラックスする。
- 社会と自分との関わりの中にある心理的ブロックを解消する。
といったことを心がけ、
どんどん気持ちが落ち着いていく方向に向かっていきましょう。
心理的ブロックの解消としては、イメージとしては臭いものに蓋を閉めるような解決方法ではなく、自分が掴んで離さないでいる風船(問題・執着)を空に飛ばしてあげるというイメージが正しい解消方法です。
押さえつけるのではなく、その問題が自分にもたらせてくれた魂レベルでの成長に感謝をして、手元から離してあげるイメージです。
第二チャクラの状態を知る方法
最後に、自分で第二チャクラの状態を知ることのできる簡単な質問セットを用意しましたので、ご自身に当てはめてみてください。
第二チャクラのチェックリスト
- Q1.自分の性的な傾向や指向に乱れがあると感じる。
- Q2.優しくされたり気遣いをされるのを苦手に感じる。
- Q3.性欲が低い、オーガニズムを得られない、勃起が持続しない。
- Q4.慢性的に元気がなく、すぐに疲れる。
- Q5.腎臓・膀胱に失調がある、もしくは頻尿である。
- Q6.3歳から8歳くらいの間で困難を味わった。
- Q7.味覚がうまく機能しない。
- Q8.空想上の恋愛に性欲を向ける、もしくは特定の関係を避けるために敢えて複数の人と肉体関係を持つ。
もし、これらの質問のうち3つ以上が当てはまると思った場合は、
第二チャクラが弱っているか詰まっている可能性があります。
もし当てはまると思われた場合は、以下にあげる自問リストを元に、
第二チャクラの詰まりの原因を探求してみてください。
第二チャクラの自己探求リスト
- 自分にとって創造性とはなにか。自分は創造的であろうと努力できているか。
- 自分の創造のエネルギーを誤った方向に使うことはあるか。事実を誇張したり、実際よりもよく見せようと演出的になることはあるか。
- 自分のセクシュアリティといい形で折り合いがつけられているか。
- セックスの快楽のために人を利用することはあるか。
- 尊厳を守るための自分の倫理的なルールはなにか。その倫理的なルールを曲げることはあるか。
- 力やお金に関する自分の立場ははっきりしているか。
- 生活していけるかどうかの恐怖が、自分の選択を決めることはあるか。
- 金銭や身体の生存に関する恐怖を克服するだけの強さを持っているか。
- これから追い求めていくべき目標とは何か。それを実現するための行動の妨げはなにか。
7つのチャクラについて
また、当サイトではチャクラ体系の7つのチャクラについて、
それぞれ解説記事を用意しておりますので、
是非他のチャクラの説明についてもご覧になっていってください♪
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
このページでは、第二チャクラに関する特徴面などの基本的な知識から、
パワーストーン・アロマ・色・星座などの関連事項、
そして、第二チャクラの開き方、ブロックができる原因、そして取り除き方までを幅広く紹介して参りました。
ご参考になれれば幸いです。