このページでは、タロットカードの大アルカナの5番が付された「法王(教皇)」のカードについての解説を行います。
解説の流れとしては、まずはじめに法王のカードの背景知識を持つために絵札が象徴する事柄についての解説をします。
次に、正位置・逆位置での一般的な解釈方法を解説。
そして最後に、恋愛(相手の気持ち)や仕事、未来の予測といった、
占い用途別での解釈の方法についての解説をします。
あくまでも、タロット占いでは質問の内容であったり、並べられた他のカードとの関係性から意味が定まるものではありますが、
そうした応用的な解釈が可能になるためにも、まずはカードに秘められたシンボルの理解と、基本的な解釈方法についての理解が欠かせないでしょう。
なお、当ページでは主に「ウェイト版」のタロットカードの法王の意味についての解説を行いますが、その他の版のタロットカードについても類似している事柄の方が多いので、いずれにしても役に立てる内容になっています。
タロットカードの法王とは?
タロットカードの大アルカナで「5」の数字が付されているこのカードは、
法王(教皇や司祭と説明されることもある)という名前がつけられています。
大アルカナの中では初めて2人以上の人物が描かれるカードであり、
このカードで初めて他者との関係性というものが全面にピックアップされるのでしょう。
それでは一体このカードはどのようなことを物語っているのでしょうか。
それではまず初めに、法王のカードの解釈をするにあたっての背景知識の解説をします。
ウェイト版のタロットカードをお持ちの方は女帝のカードをお手元にご用意して実際に見ながら解説をお読みになると良いでしょう。
もしお手元になくても上の写真を見ながら自分なりにこのカードから一体どのようなことを感じるかを大切にしながら読み進めてみて下さい。
絵札の説明
カードの中央には、赤いローブに全身を包み込んだ1人の男性が椅子に腰掛け、
右手を上げて人差し指と中指とを揃え聖者が魔除けや除霊の際に用いるサインを掲げています。
彼の足元には、2つの鍵がクロスに重ねられ置かれ、それぞれ赤いバラと白いユリの着物を羽織った2人がひざまづいています。
法王である彼は、頭に三位一体の象徴である三重の冠をつけ、
左手には天国・地獄・地上の三世界の支配を象徴する教皇十字を持っています。
背景は一面の灰色で2本の柱がそこには立っています。
彼は、俗世界・物質世界において、人々の道徳観念や倫理観の正しいあり方を説く、精神世界の指導者(=法王)なのです。
このカードが象徴することとは
このカードが全体として象徴している事柄は、
人社会の慣習や、社会生活における一般的な考え方、道徳、倫理観といった社会のルールの象徴と言えるでしょう。
大アルカナ0の愚者から4の皇帝までは、主に個人の内面的発達に関する徳目を取り上げていたのと比べると、
大アルカナ5の法王に来て初めて、自分という境界線を超え、自分と類似の構造をもった他者との関係性をいかに築くかという観点が取り出されます。
このカードでは、自分の理解を超えた世界に入っていくにあたって、
そこでどのように振る舞えば良いのかというルールが教えられます。
自分の理解を超えた世界としては、スピリチュアルな精神世界のことを指すこともありますし、
地域や学校、会社や親族関係など、もっと俗世界における個人を超えた世界とどのように関わればよいのかという事が示されます。
神の力があまりに強力で不条理であり、一般の人にはその理由を理解できないため、神と人間の間に法王が立って不条理な出来事の背景にある意味を説明してくれるように、
他者との関わりの中で起こる一見不条理と感じてしまう出来事に対して、
道徳観や倫理観というものが一定の説明や根拠を与えてくれるのです。
俗世界で生きる私たち人間は、神なる意識と切り離されたことによる根本的な不安意識があるからこそ、
自分を超えた所で起こる様々な事に常に惑わされ、迷わされ、傷つけられてしまいます。
その悲しみや苦しみに騙され続けている限りにおいては魂の成長はもたらされず終いには「悪魔」のカードに繋がれる2人の男女のようになってしまうでしょう。
このカードに描かれるのは、そのような俗世界の荒波の中においても、
魂の成長のための正しい道を忘れないように、「善なる導きに従うべし」という教えなのです。
女教皇と法王の関係とは
背景の2本の柱とその間に置かれる何かの入り口のような構図は、
女教皇のそれと類似しているものがあります。
しかし、女教皇のカードが背景は一面の海で青色に染まっており、
二本の柱は黒と白に塗り分けられていたのに対して、
法王のカードでは、柱を含め背景は一面の灰色です。
灰色とは、俗世界・物質世界の象徴であることからも、
法王のカードが意味することはあくまでも俗世界での事柄であることが分かります。
女教皇のいる世界が精神世界であり、精神世界のより深い領域へと入り込んでいくその一歩手前で座っているのに対して、
法王のいる世界は現実世界であり、目には見えない精神世界の入り口の前に座って、精神世界の歩み方の案内人をしていると理解することができるでしょう。
そのため、女教皇と法王とでは、意味に類似があったとしても、
その意味するところの文脈に異なりがあるという点を理解する必要があります。
その他参考になる記事:
【タロット2】女教皇の意味とは?
皇帝と法王の関係とは
皇帝と法王とでは、「指導者」という面で類似しています。
男性原理の一つの側面を象徴した「魔術師」のあとで初めて登場する男性は「皇帝」ですが、
法王も皇帝に引き続き男性です。
このことは、皇帝と法王は、魔術師が成長したその後の様子の2つのあり方を象徴していると考えることもでき、
その意味では皇帝が「物質的な指導者」であるのに対して、
法王は「精神的な指導者」であるとすることができるでしょう。
指導者という面で、男性原理の2つの側面が皇帝・法王で象徴されていると捉えられるでしょう。
その他参考になる記事:
【タロット】魔術師の意味とは?
【タロット】皇帝の意味とは?
シンボルの意味
さて、そんな法王のカードですが、その絵札には注目すべきシンボリズムの数々が散りばめられています。
これらのシンボリズムは、法王の他にもウェイト版のタロットカード全体において一貫して適用されており、
これらのシンボルの象徴する事柄への理解があると、より一層タロットカードへの理解が深まります。
シンボル | 意味 |
---|---|
5 | 4+1=5であるように、万物を構成する四要素に、人の精神を加味した人間の象徴の数字。星型、ペンタグラム。 |
三重冠 | 天国と地獄と地上の三世界を支配していることを暗示 |
教皇十字 | 3つの横木が連なる十字架。三位一体を象徴。 |
灰色 | 物質・世俗を象徴 |
深紅 | キリストの血の色、殉教、受難を示す色 |
交差する鍵 | 神聖への扉を開けることができることの象徴 |
関連事項について
また、タロットカードに関連する背景的な事項と、法王のカードとの関連についても下記にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
4大元素 | 地 |
惑星 | 金星 |
十二宮 | 金牛宮 |
十二星座 | 牡牛座 |
生命の樹 | 第五の鍵、第十六の小径 |
鉱物 | カーネリアン |
花 | カーネーション、ナデシコ、カスミソウ |
ハーブ | ジャーマン、カモミール |
食品 | 鶏肉、卵、卵製品 |
エジプト神 | アピス |
ギリシア守護神 | デルメル |
曜日 | 金曜日 |
人体 | 首・肩・声帯・喉 |
色彩 | 桃色 |
ヘブライ文字 | ヴァウ |
(そのほか参考になる記事 【一覧】タロットの大アルカナの意味・覚え方とは?)
占いでの意味について
それでは、次に実際のタロット占いの際に、法王のカードが出てきた際にどのようにその意味を解釈していったら良いのかという点について解説をします。
ただし、その前に念を押しておかなくてはいけないことがあり、
それはタロットカードの意味は定まったものでは決してなく、
カードからどのような事をその時感じるかや、スプレッドの中での他のカードとの関係性などから、非常に流動的に意味を読み取っていく必要があります。
そのため、正位置ではこの意味、逆位置ではこの意味、というような固定的な解釈であったり、このカードには〇〇通りの解釈方法があって今回はこの解釈に当てはまるといった、
逐語的な解釈なども避けるようにしましょう。
それを踏まえた上で、タロットカードの法王の意味の解釈について、
まずはそのキーワードをポジティブ・ネガティブの軸に沿って紹介し、
他のカードの関係性について、反対の意味を持つカードと、互いの意味を強める意味を持つカードを紹介。
その後、法王の意味の解釈例をご紹介していきます。
キーワード
それではまずはじめに、法王のカードから導き出すことが可能である解釈のキーワードを、上から下にかけて、肯定的な意味から否定的な意味へと一覧に並べて見ました。
一番上が、法王のカードを肯定的に捉えた時のもっとも極端な意味での解釈であり、そこから徐々に肯定でも否定でもない中間的な解釈、そして一番下にかけて否定的な面が強く出た場合の解釈となっています。
どのキーワードにしても、「このカードが象徴することとは」の箇所で説明したような事柄をベースに、
そこから派生的に発生するキーワードが皇帝を取り巻く占い的な解釈のキーワードとなります。
【法王のキーワード】
- 慈悲の精神
- 助言し導く
- 手助けをする
- 善良な行動や態度をとる
- 温厚で穏やかな状態でいる
- 伝統を重んじる
- 道徳性・社会性
- 道徳に反する
- 形式化しただけの伝統
- 世間体を気にする
- 権力の乱用
- 迷信
これらのキーワードに関しては、正位置だと肯定的な解釈を、逆位置だと否定的な解釈といった当てはめ方では解釈を読み誤ります。
逆位置でも、他のカードとの関係性であったりスプレッドの位置次第で肯定的に捉えるべき場合もありますのでその点は注意してキーワードを見るようにしましょう。
反対の意味を持つタロットカード
また、タロットのその他のカードの中で、
この法王のカードと反対の意味を持つカードは以下の通りです。
カード名 | 意味 |
---|---|
愚者(大アルカナ0) | 異端的 |
恋人 | 個人的な信念 |
ワンドの2 | 集団から抜ける、パイオニア |
ソードの7 | 一匹狼 |
ペンタクルの2 | 臨機応変な対応 |
互いの意味を強めるタロットカード
そして、タロットのその他のカードの中で、
法王のカードと互いの意味を強めるのは以下の通りです。
カード名 | 意味 |
---|---|
皇帝 | ルールに従う |
カップの3 | グループの優先 |
ペンタクルの3 | チームやグループの一因として動くこと |
ペンタクルの8 | 学ぶこと、勉強すること |
ペンタクルの10 | 順応する、ルールに従う、保守的 |
(参考になる記事:【一覧】小アルカナの意味と覚え方とは?)
それでは次に、法王の意味の一般的な解釈例をご紹介します。
意味① 教育を受けること
精神世界の導き手である法王は、知識という目には見えない観念の体系を、求めるものに教えます。
このカードが出た時には、知識を得ることや、学びを習得することなどを示して出されます。
その目的は、現在の迷いや課題を解決していくためには、すでにその方法を知っている指導者や社会に対して答えを求めていくべきであることが暗示されています。
意味② 従うこと
法王のカードは、自己の内面の世界から外に踏み出して、他者との関係性という社会の中で生きていくための道筋を示しています。
このカードが示していることは、ルールに従うこと、伝統や慣習を尊重するべきであるということです。
その場で適用されている、世間一般的な常識や価値観を知り、
まずはそれに合わせて組織や集団の一員になるべきであることが示されています。
なにか問題や課題に直面しているのならば、伝統的・保守的な方法など正当と呼ばれる手段を採用してみると良いでしょう。
意味③ 慈悲の精神
法王である彼は、真実を知りたいと信じる心で頭を下げれば、
誰にでも見返りを求めずに真実の知識を授けます。
それは自分も他者も本質的には同一の存在であるということ、
他者の魂の成長は、全体の成長につながるということを知っているからです。
このカードが出た時には、損得勘定抜きに、善なる方向へと他者を導くべきであること、
また同様に慈悲の精神を受け入れ導かれるべきであることを示しているでしょう。
何か、精神的な指導者なる物や人が現れるかもしれません。
意味④ 法的手続き
また、法王が世間の従うべきルールを象徴しているように、
このカードは法律関係の事柄を暗示して出されることもあります。
もしも今訴訟問題などに関わっている場合には、その訴訟の行く末などがこのカードを通じて示されているでしょう。
法王の逆位置について
さて、すでに法王の逆位置については、逆位置だからといって、ネガティブな意味を短絡的に当てはめるべきではないことについては触れました。
その上で、法王のカードが逆位置で出た場合など、正位置の意味とは逆であったり、
反対の応用的な解釈が必要な場合のポイントについても解説をしておきます。
一般的に、逆位置というのは、カードの意味する本質の部分が過剰している状態、不足している状態、正反対の状態を示しています。
そのため法王のカードは逆位置であったり、ネガティブな位置関係で出た時には、
キーワードとしては以下のものが当てはまる可能性があるでしょう。
反道徳的、規則を守らない、伝統を破る、冒険をしようとする、モラルが低い、形式ばかりにこだわる、頭が堅い、権威をふりかざす、高圧的な態度をとる、えらそうに振る舞う、迷信、盲信
などです。
法王は、世間のルールを重視し、客観性を担保するために形式にのっとった形を好みますが、
そのことがかえって、形式ばかりを重んじることへの息苦しさや、本質的ではないところでの伝統の重視といった、
本末転倒な状態になってしまっていることを逆位置では示されます。
一方で、法王のようなルールを尊重する存在、精神的な指導者の不在が、モラルの低下を招いていたり、人生の困難に対して意味を見出すことを難しくしていき、
全体の秩序が乱されてしまっている場合なども示すでしょう。
恋愛・仕事・未来について
それでは次に、実際の占いの内容に応じて、法王のカードがどのような意味を持ってくるのかと言う事についても解釈の例をご紹介します。
ここまで紹介してきたような法王のカードの一般的な解釈例や、
スプレッドで置かれた位置での意味などから、
そこに恋愛・復縁・仕事など、占いの内容を応用することで、
法王が意味するところは見えてきます。
恋愛に関しての意味
片思いや復縁、結婚、現在の関係性など、恋愛に関しての占いで法王のカードが出されるのであれば、
それは二人の関係が穏やかで順調に、可もなく不可もなく進んでいっていることが示されているでしょう。
信頼・誠実・慈悲、の精神がそこにはあります。
逆位置の場合
逆位置やネガティブな位置関係で法王のカードが出されるのであれば、
二人の関係性が形式ばかりの恋になってしまっていたり、
もしくは浮気や不倫などモラルが低下した状態にあることなどが暗示されているでしょう。
仕事に関しての意味
現在の仕事や転職、就職といった仕事に関する占いで、
法王のカードが示されるのであれば、
全体としては穏やかな状態で物事が進むであろうことや、
なにかの導きによって新たな仕事などが見つかるであろうことが示されているでしょう。
いずれにしてもそこには精神的な安定があり、他者からの助けであったり、常識的な範囲で物事が展開していきます。
そのほか、教育関係の仕事に関することが示されている可能性もあります。
逆位置の場合
常識を欠いた行動や、ルールから逸れた態度や考えが、仕事関連のことにおいても問題となって浮上してしまうことが示されています。
時には斬新な発想でオリジナリティを発揮した方が良いこともありますが、
今は全体の調和やこれまでの慣習を重視するべき時であることが示されているでしょう。
未来に関しての意味
未来に関して法王のカードが出されるのであれば、
それは良き導きによって、穏やかに順当に物事が進んでいくであろうことが示されています。
ある意味で常識的なあり方で物事は進んでいき、そこには精神的な安定があることでしょう。
当面、現状を無理に変えようとするべきではないでしょう。
逆位置の場合
モラルに反している状態や、ルールからはみ出てしまっていることが警告されている可能性があります。
今一度、自分が属するコミュニティの価値観や倫理観を見直し、
尊重するべきであることが示されるでしょう。
願望に関しての意味
願望に関する質問で法王のカードが出されるのであれば、
それは現状の混沌とした状態に対して、良き導きが訪れることを望んでいることが示されています。
また、信頼のできる他者との深い結びつきを求めている場合もあります。
何れにしても、精神的な安定や導きを求めているでしょう。
逆位置の場合
逆位置の場合も同様に、精神的安定が欠如してしまっており、
その欠如を埋め合わせたいという願望が現れているでしょう。
スプレッドでの意味の解釈方法
それでは最後に、実際にスプレッドに法王のカードが出た時の意味の解釈方法について、
スプレッドに割り当てられた役割に応じて、
法王のカードがどのような意味を示しているのかという事について解説をします。
状況・状態
第三者の手助けを得られている状態であったり、社会との関わりの中も穏やかな関係の中にいることが示されているでしょう。
そのほかには現在訴訟問題の真っ只中であることなども示されている可能性があります。
逆位置の場合
モラルが低下している状態や、ルールから逸脱している状態などが示されています。
今回は、そのことがユニークさやオリジナリティと評価されることはないことが示されているので、今一度自分が属する社会の一般的な価値観を見つめ直す必要があるでしょう。
その他には、形式ばかりに囚われてしまって、物事の本質を忘れてしまっていることが警告されている場合もあります。
心境・気持ち
心境や気持ちの場所にこのカードが出されているのであれば、
それはいたって穏やかで調和のとれた内面状態であることが示されています。
そこには他者に対する信頼や慈悲の精神があることでしょう。
逆位置の場合
逆位置やネガティブな位置関係である場合には、
信頼や慈悲の心がそこには欠けており、見せかけばかりの気持ちや、
不信感などがあることが示されています。
原因・理由
結果が良くても悪くても、原因や理由の箇所に法王のカードが出されるのであれば、
それはルールや慣習に従ったことが今の結果につながっていることが示されているでしょう。
逆位置の場合
逆位置やネガティブな意味として捉えられる場合には、
ルールを破ってしまっていたことや、形式ばかりの有様、そして精神的な導きの欠如が今の結果に繋がってしまったことが示されているでしょう。
結果・結論
結果や結論の箇所に法王が出されたのであれば、
それは結果として精神的な安定に繋がる方針や考え、また協力が得られるであろうことが示されており、
それはこれから自分が従うべきルールや価値観を示していることでしょう。
逆位置の場合
一方で、逆位置やネガティブな意味として捉えられる場合には、
本質を伴わない形式だけの状態に陥ってしまうであろうことや、
他人の協力が得られないこと、またルールから外れてしまうであろうことがしめされているでしょう。
対策
法王が、対策を意味する箇所に置かれた場合には、
助けを求めるべきであることや、伝統に従うべきことなどが示されているでしょう。
現状は、正しい道筋から外れてしまっているため、
本来の道に戻るためにも精神的な導きとなるような物事を見出すと良いことが示されるでしょう。
逆位置の場合
一方で、逆位置やネガティブな意味と捉えるならば、
形式だけに囚われることから抜け出ることや、
伝統や保守的な考えからは解放されるべきであることが示されているでしょう。
今までの判断の基準ではない別の価値観を採用するべきであることなどが示されているでしょう。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか。
このページでは、タロットカードの大アルカナ5番の「法王(教皇)」のカードについて、
その絵札の解説からシンボルの意味、
また占いでの法王の一般的な解釈方法から、スプレッドや恋愛・仕事などの占い別での解釈例について、
幅広く解説をしてきました。
占いでの解釈例についても、様々なものを取り上げましたが、
その解釈の根拠としてはこのカードが象徴する一連の物語の側面にあることに注目し、
占いの内容や他のカードとの関係性などから、より応用性・柔軟性のある解釈ができるようになりましょう。
当サイトでは他にも大アルカナ・小アルカナについての理解が深まるような記事やそのほかのアルカナについての解説もしておりますので、
タロットカードにご興味のある方は是非そちらもご参考くださいね。
その他のオススメ記事①:
【独学】タロットの勉強方法を伝授!
その他のオススメ記事②:
タロットが学べるおすすめの本11選!