【ホロスコープ】占星術での山羊座の意味まとめ

ホロスコープ山羊座

このページでは、占星術における山羊座の役割や意味についてまとめています。

その基本的な知識の解説から、ホロスコープでの意味の解釈のポイント、

そして各天体と山羊座の関係などについてまとめています。

ホロスコープで必要な山羊座の知識

山羊座の記号

山羊座の基本情報

項目内容
時間数字10
正負内向(ー)
三区分活動
四元素
支配星土星
身体対応膝・骨

山羊座は12星座の中で10番目に位置しますが、この10という数字には一連の流れの完成や成就という意味があり、

牡羊座で始まった野心や目的がこの山羊座の段階で完結を迎えることとなります。

その完結のあり方は、地のサインであることからも物質的・現実的なものとなります。

また、正負の二区分ではマイナスの内向、そして三区分では活動であることから、

新たに何かを創り出すのではなく、すでにあるものを現実的な形に落とし込んでいくことに取り組むという性質が山羊座にはあることが伺えるでしょう。

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ホロスコープでの12星座の意味を掴む際に重要になる正負・クオリティ・エレメンツについてはこちらにて詳しく解説をしています。

山羊座の役割

星座の役割の二面性

12星座がそれぞれ担うテーマを大きく二分割したとすると、
山羊座は天秤座から始まる「社会性の育成」の段階の4番目に位置していることが分かります。

この4番目という数字に、それまでの発達を一旦停止させ統合化させていくという働きがあります。

つまり、山羊座では、天秤座→蠍座→射手座の流れで形成されてきた社会における自分という社会的人格の意識を一旦否定した上で、

後天的に社会に出来上がる家族のような組織を作り上げようとします。

12星座の4分割

また、12星座のそれぞれのテーマを今度は四分割すると、

山羊座はその4段階目である「総合的完成」の一番はじめに位置しています。

このことからも、山羊座ではそれまでの3段階の成長を踏まえた上で、最終的な完成段階へと入っていくことが分かります。

そのあり方としては、山羊座の性質が内向であり、地の元素であること、そして活動のクオリティを持っていることから、

内側に凝縮していくように、現実的・世俗的な方法で、ものごとをまとめていこうとすることが分かります。

山羊座のイメージ

山羊座のイメージ

そんな山羊座のテーマをイメージで捉えるならば、

上図のように、異なる社会的な人格を持った他者同士を、現実的なあり方でグループ化するのが山羊座の役割であると言えます。

上図の「共同体概念」は天秤座→蠍座の流れの中で生まれ上がり、
そこを土台に射手座の段階で社会的人格を持った個が浮かび上がってきます。

そんな流れを一旦停止させて再度、現実的なあり方で組織化するのが山羊座の働きなのです。

そのため、山羊座では社会的な義務やルールというものが大切であり、
一人一人が好き勝手するのではなく社会的に求められる範囲に自分を制限して集中化するという働きがあります。

山羊座のキーワード

以上を踏まえた上で、

ホロスコープを読み解いて行く際に当てはめることができる山羊座のキーワードとして、

ポジティブな意味とネガティブな意味とに分けて解説をします。

ポジティブな意味

【山羊座のポジティブなキーワード】

  • 実践的
    • 社会性
    • 実用的
  • 統率力
    • 指導力
    • 責任感
  • 目的達成
    • 社会的成功
    • 社会的影響力

ここまで解説してきた通り、山羊座の性質は個人の主張を抑えて組織化する代わりに現実的なあり方で社会性を発揮していくという点にあります。

その結果として、山羊座の勢いは実際的・現実的であり、社会的に実用性のあるものとなります。

またそのために、山羊座は組織の力を重視しており、高い統率力、指導力、責任感となって現れます。

そのほかにも、春分点から始まる牡羊座の意志が、社会的な形で完成形を迎えるのはこの山羊座の段階であり、

その意味で、目的の達成や社会的成功という意味もあります。

その他おすすめ記事:
【ホロスコープ】牡羊座の意味まとめ

ネガティブな意味

【山羊座のネガティブなキーワード】

  • 個の犠牲
    • 集団に埋もれる
    • 臆病
  • 命令的
    • 権力を振り回す
    • 冷酷
    • 有無を言わせない

一方で、山羊座の実際的な社会性を重視する態度は、時に自他共に個性の発揮を否定し、自分らしさというものを見失わせます。

その結果、組織の中で自分を主張することに臆病になったり、集団に埋もれることになります。

また、そうした態度は過度な組織的目線をもたらし、命令的になったり権力を振り回すようなことにもなります。

山羊座と天体の関係

ホロスコープにおいては、天体が人間の意識の種類を示しているとするならば、星座(サイン)はその意識が現れる舞台であると捉えることができます。

そのため、天体のテーマを主語と述語で示すとするならば、
星座は副詞であると捉えることが可能で、「どのように」の部分を担っていると捉えることができるでしょう。

山羊座のテーマを一言で言い表すならば、「社会化」であり、
天体x山羊座が意味することは、「天体が担う意識が社会的な現れ方をする」と捉えることができるでしょう。

その上で、山羊座と天体の関係について簡単に一覧にまとめました。

天体(テーマ)山羊座x天体の意味
月(情緒)社会的成功への欲求、秩序やルールを守る心理
水星(知性)生活や社会と実際的に関わる知性の発達
金星(感覚)社会的に認められるような感性の重視
太陽(活力)社会的な成功を追い求めることへの活力
火星(積極性)積極性が長持ちするように抑え込む
木星(発展)合理的・確実性のあることに取り組むことで発展
土星(制限)社会的野心が満たされないことへのコンプレックス、恐れ
天王星(新しい見方)野心の達成のために新天地を築こうとする
海王星(陶酔)社会的地位・権力への憧れ、陶酔、こだわり
冥王星(破壊と再生)社会的一般常識の崩壊と新たな常識の誕生

また、各天体についての解説および山羊座との関係性については、
下記の記事それぞれでも触れておりますので是非そちらもご参考ください。

【10天体それぞれの解説記事一覧】

□【ホロスコープ】占星術での月の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での水星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での金星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での太陽の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での火星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での木星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での土星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での天王星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での海王星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での冥王星の意味まとめ

まとめ

以上いかがでしたでしょうか。

この記事では、ホロスコープを読み解いていく際の山羊座のサインの解釈について、

その必要な知識からポイントまでを解説してきました。

また当サイトではホロスコープの読み方から、占星術の知識について様々な観点からまとめておりますので、

是非そのほかの記事もご覧になっていってくださいね。