【ホロスコープ】占星術での乙女座の意味まとめ

ホロスコープ乙女座

このページでは、占星術における乙女座の役割や意味についてまとめています。

その基本的な知識の解説から、ホロスコープでの意味の解釈のポイント、

そして各天体と乙女座の関係などについてまとめています。

ホロスコープで必要な乙女座の知識

乙女座の記号

乙女座の基本情報

項目内容
時間数字6
正負内向(ー)
三区分柔軟
四元素
支配星水星
身体対応腸・下半身

乙女座は12星座の6番目に位置しており、この6という数字は三角形が二つ重なった図形として表現されることからも、応用性や反応性を意味しています。

ただし、正負の二区分ではマイナスの内向、三区分では柔軟で、四元素では地であることからも、

自らが主体的になって打ち出していくような応用性ではなく、

基本スタンスは受動的でありつつも、定まらない柔軟な方法で、物事を物質的・感覚的に落とし込んでいくという性質があります。

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乙女座の役割

12星座の4分割

12星座が持つそれぞれのテーマ性を4分割した場合、上の図のようになりますが、

乙女座はその中でも「人間性の育成」の段階の最後に位置しています。

このことから、乙女座では1つ前の獅子座で発達した主観的な創造意志というものを抑制しつつ、蟹座で発達した属するコミュニティへの帰属意識というものに回帰していきます。

言い換えるならば、自分のことをコミュニティの視点から見つめ、その場にあった行為・容姿・振る舞いをしようと心がける傾向にあります。

その結果として、自分が属する領域において、自分なりにできることをテキパキとこなして行こうとする意志が芽生え、

地のサインであることも合間って、自分のする事なす事を目に見える形へと落とし込もうとします。

星座の役割の二面性

また、12星座のテーマを二分割するならば、上の図のようになり、それは「個人の育成」と「社会性の育成」の2つのテーマです。

乙女座は、そのうちの「個人の育成」の最終段階に位置しており、

それまでの星座で発達した意識をコミュニティの中での個人として機能するように、実際的な形に落とし込み個人としての完成を目指します。

また、このことは、次の天秤座から始まる、身近なコミュニティをも含むもっと広い意味での社会性の中での人格の形成への準備として、

社会の中でも生きていける個人としての意識を発達させる役割があります。

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乙女座のイメージ

乙女座の意味のイメージ

1つ前の獅子座では、共通の価値観を持つグループの中で、拍手喝采が受けられるように自分をドラマ化して演出する意識が発達しましたが、

その過程で必然的に自分自身をグループの視点から客観的に見るという意識が発達します。

乙女座では、その視点を自分を目立たせるために活用するのではなく、

グループの中で調和をもって自分のできることを実務的に遂行していくために使われると理解することが出来るでしょう。

そのため、姿勢としては分析的・批判的な傾向を持ち、
蟹座的な情感を重視するよりは、コミュニティ内での実際的な整合性や利便性を重視することになります。

乙女座のキーワード

以上を踏まえた上で、

ホロスコープを読み解いて行く際に当てはめることができる乙女座のキーワードとして、

ポジティブな意味とネガティブな意味とに分けて解説をします。

ポジティブな意味

【乙女座のポジティブなキーワード】

  • 謙虚さ
    • 親切
    • 献身的
  • 緻密な分析力
    • 整理能力
    • 的確な指摘
  • 質素
    • 割り切りの良さ
    • 純真

乙女座では、これまで述べてきたように、自分が属するコミュニティの中で個我を抑制しながら実際的な見地からコミュニティの役に立つように自分をコントロールする意識が発達します。

その結果、組織やグループに対して献身的、親切な態度として現れる他、

グループ的な視点を発達させているため、分析能力や整理能力に優れており、的確な指摘をもたらすことが可能です。

また、乙女座では自分を目立たせようとする意識は無く、コミュニティの中での実際的な役割を全うしているため、その姿は質素であったり純真な様子となって表出します。

ネガティブな意味

【乙女座のネガティブなキーワード】

  • 自意識の低さ
    • 自己主張をしない
    • 自尊心が低い
  • 批判的
    • 冷たい
    • 潔癖
  • 近視眼的
    • 保守的
    • 内輪を作る

一方で、個としての意識の表出を抑えグループの中に献身するその傾向は、時に自尊心の低さや、自己主張できず他人に合わせてばかりという傾向となっても現れます。

また、グループの視点が発達した結果、それが過度な批判であったり、他者の気持ちを無視した冷たい態度、潔癖な態度となって現れます。

そして、乙女座で発達するグループの視点が、狭いものであるならば、
それは自分が属するコミュニティ的な視野しか持たない近視眼的な態度となって現れることもあるでしょう。

乙女座と天体の関係

ホロスコープにおいては、天体が人間の意識の種類を示しているとするならば、星座(サイン)はその意識が現れる舞台であると捉えることができます。

そのため、天体のテーマを主語と述語で示すとするならば、
星座は副詞であると捉えることが可能で、「どのように」の部分を担っていると捉えることができるでしょう。

乙女座のテーマを一言で言い表すならば、「実務的」であり、
天体x乙女座が意味することは、「天体の担う意識のテーマにおいて実際的な働きがされる」と捉えることができるでしょう。

その上で、乙女座と天体の関係について簡単に一覧にまとめました。

天体(テーマ)乙女座x天体の意味
月(情緒)秩序ある状態を重んじる
水星(知性)頭脳明晰で分析力に優れる
金星(美意識)現実的・実際的にバランスのとれた状態を好む
太陽(活力)自分が見出した完璧な秩序を追求する
火星(積極)分析能力、緻密な計画力を積極的に活かす
木星(発展)細部へのこだわりや、規則正しい態度が発展をもたらす
土星(制限)秩序を守れないことへのコンプレックス
天王星(新規性)新しい可能性を観察や分析によって発見する
海王星(陶酔)純粋・理想・完璧への陶酔
冥王星(死生観)細部へのこだわりを犠牲にする

また、各天体についての解説および乙女座との関係性については、
下記の記事それぞれでも触れておりますので是非そちらもご参考ください。

【10天体それぞれの解説記事一覧】

□【ホロスコープ】占星術での月の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での水星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での金星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での太陽の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での火星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での木星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での土星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での天王星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での海王星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での冥王星の意味まとめ

まとめ

以上いかがでしたでしょうか。

この記事では、ホロスコープを読み解いていく際の乙女座のサインの解釈について、

その必要な知識からポイントまでを解説してきました。

また当サイトではホロスコープの読み方から、占星術の知識について様々な観点からまとめておりますので、

是非そのほかの記事もご覧になっていってくださいね。