【ホロスコープ】占星術での魚座の意味まとめ

ホロスコープ魚座

このページでは、占星術における魚座の役割や意味についてまとめています。

その基本的な知識の解説から、ホロスコープでの意味の解釈のポイント、

そして各天体と魚座の関係などについてまとめています。

ホロスコープで必要な魚座の知識

魚座の記号

魚座の基本情報

項目内容
時間数字12
正負内向(ー)
三区分柔軟
四元素
支配星(副支配星)海王星(木星)
身体対応かかと・内分泌機能・リンパ腺・脳下垂体

魚座は12星座のうちの最後の12番目の星座です。

この12という数字には、内的な方向へと向かう創造性を意味している他、単数分解をすると1+2=3であることからも、前2つの山羊座と水瓶座を中和し統合する性質があることが分かります。

また、12星座の最後のサインであることからも、牡羊座から始まる一連の流れの終着点であり、それまでの経験を溶解し混合状態へと変化させていきます。

二区分の正負ではマイナスの内向、三区分では柔軟、そして四元素では水であることからも、

魚座の性質は、内側に引き込み同化する作用であり、それも柔軟のサインであることからも、選り好みをせずに全てを一色たんに混ぜ合わせて統合していく性質があると言えます。

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ホロスコープでの12星座の意味を掴む際に重要になる正負・クオリティ・エレメンツについてはこちらにて詳しく解説をしています。

魚座の役割

星座の役割の二面性

12星座のテーマを大きく二分割すると、上図のように下半分の「個人の育成」のパート、
そして上半分の「社会性の育成」のパートの2つに分けられることが分かります。

そして魚座は、天秤座から始まる「社会性の育成」パートの最後に位置しており、
このことは魚座の段階で春分点から始まる牡羊座の意志が個人的完成と社会的完成を迎えることになることが示されています。

その完成のされ方としては、魚座が正負の二区分ではマイナスの内向、そして三区分の性質としては柔軟、そして四元素としては水であることからも、

これまでの11星座の過程で得てきた経験をすべて溶解して一体化させていきます。

また、次の春分点以降の12サイクルの始まりにそなえて、魂の最終的な浄化と検問を行う役割も持っています。

12星座の4分割

また、12星座の役割を大きく四分割すると、上図のようになり、
魚座は四つめの段階の「総合的完成」の最後に位置しています。

このことは、2つ前と1つ前の山羊座と水瓶座の中和を意味しており、

水瓶座的な超地理的理念の中で、再び山羊座的な固有社会のこだわりを広い視野の中で調停的に再生させることとなります。

そのため、魚座では地理的な垣根を超えた視野をもちつつも、
同一コミュニティへの仲間意識があると言えます。

また、天秤座の視点が超空間的なものであり共時性を重視するとすると、
魚座の視点は時間への縛りからも解放されており、時空を超えて共通するエッセンスを取り出していくという性質を持っています。

魚座のイメージ

魚座役割のイメージ

そんな魚座の性質をイメージでとらえるならば、上図のように、
色々な要素を詰め込んだ容器を圧縮していき、中身を1つの状態へと溶解していくこととすることができるでしょう。

魚座のイメージ

それは、色々な具材を入れたスープを何時間も煮込んでスープを作りだすということニュアンスとしては似ています。

また、この溶解されエッセンスの塊となった液体から、火のエネルギーによって浮上してくるのが、

次の12サイクルの始まりである牡羊座の意志の炎であるとすることが可能です。

しかし、魚座の最終段階では自意識すらも全て分解されてしまっているため、

次の牡羊座ではまた1から自意識を見出していくことになるのです。つまり、魂レベルではこれまでの経験や目的をしっていても、自我レベルではそのことを完全に忘れてしまっている状態です。

魚座のキーワード

以上を踏まえた上で、

ホロスコープを読み解いて行く際に当てはめることができる魚座のキーワードとして、

ポジティブな意味とネガティブな意味とに分けて解説をします。

ポジティブな意味

【魚座のポジティブなキーワード】

  • 豊かなインスピレーション
    • 霊的
    • 情緒的
  • 優しさ
    • 献身的
    • 貢献
  • 浄化
    • 救済
    • 癒し

魚座の段階では、魂のレベルはかなり高まっています。
そのため、魚座の性質としては豊かなインスピレーションであったり、霊的な情緒にすぐれている傾向にあります。

また、魚座は12星座の最後の段階の総まとめであり、それまでのあらゆる苦しみや苦労もすべて理解している段階であるため、
自然と他者への優しさとなって現れます。

そして、次なる新しい12サイクルに備えて、最終的な魂の浄化を行うため、救済や癒しという意味ももっています。

ネガティブな意味

【魚座のネガティブなキーワード】

  • 非現実的
    • なんでもあり
    • 不安定
  • 混乱
    • 弱者
    • 忘却

また魚座の段階ではすべての事柄が抽象的に溶解されていく段階ですので、

それまで養ってきた現実感覚や実践的な知識なども、その抽象的なエッセンスだけを残して忘却の彼方へと消えていきます。

そのため、時に魚座は非現実的であったり、不安定な傾向を持ちます。

またそのことが混乱の原因になってしまったり、社会的に適応できなくなる原因ともなりえます。

魚座と天体の関係

ホロスコープにおいては、天体が人間の意識の種類を示しているとするならば、星座(サイン)はその意識が現れる舞台であると捉えることができます。

そのため、天体のテーマを主語と述語で示すとするならば、
星座は副詞であると捉えることが可能で、「どのように」の部分を担っていると捉えることができるでしょう。

魚座のテーマを一言で言い表すならば、「自我の溶解」であり、
天体x魚座が意味することは、「天体が担うテーマにおいて自我の溶解が起きる」と捉えることができるでしょう。

その上で、魚座と天体の関係について簡単に一覧にまとめました。

天体(テーマ)魚座x天体の意味
月(情緒)自他の境界が曖昧、感受性に優れ直感が働く
水星(知性)知性の感覚化、勘に頼る判断
金星(感覚)他者貢献への美意識
太陽(活力)人を信じ人に奉仕することへの活力
火星(積極)自己犠牲的な献身への積極性
木星(発展)ゆったりとリラックスをして感受性を働かせることで発展
土星(制限)心のつながりの喪失への恐れ
天王星(新しい見方)直感的な変革
海王星(陶酔)自己犠牲的な愛や献身への陶酔
冥王星(破壊と再生)他者との心のつながりの破壊と再生

また、各天体についての解説および魚座との関係性については、
下記の記事それぞれでも触れておりますので是非そちらもご参考ください。

【10天体それぞれの解説記事一覧】

□【ホロスコープ】占星術での月の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での水星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での金星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での太陽の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での火星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での木星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での土星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での天王星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での海王星の意味まとめ
□【ホロスコープ】占星術での冥王星の意味まとめ

まとめ

以上いかがでしたでしょうか。

この記事では、ホロスコープを読み解いていく際の魚座のサインの解釈について、

その必要な知識からポイントまでを解説してきました。

また当サイトではホロスコープの読み方から、占星術の知識について様々な観点からまとめておりますので、

是非そのほかの記事もご覧になっていってくださいね。